遠藤航が「マック・アリスター助けた」 元英代表が絶賛、日本人MF“陰の貢献”に熱視線

リバプールでプレーする遠藤航【写真:ロイター】
リバプールでプレーする遠藤航【写真:ロイター】

マック・アリスターが中盤で躍動、アンカー遠藤の存在に海外注目

 イングランド1部リバプールは現地時間3月7日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦・第1レグでチェコ王者のスパルタ・プラハと敵地で対戦し、5-1の大勝を飾った。この試合でアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターは開始5分で自ら得たPKを決めて勝利に貢献。2日のプレミアリーグ第27節のノッティンガム・フォレスト戦(1-0)でも後半アディショナルタイムに決勝点をアシストするなど存在感が際立っているなか、海外メディア「Eurosport」は、その立役者として日本代表MF遠藤航の貢献についても触れている。

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 同メディアは「アレクシス・マック・アリスターが『デクラン・ライス』のように活躍を続けている」との見出しで、今季開幕前、ブライトンからリバプールに加入したアルゼンチン代表MFに脚光。シーズン序盤はアンカーでプレーする機会が多かったなか、元スコットランド代表FWアリー・マッコイスト氏は、「遠藤航が戻ってきたおかげで、アレクシス・マック・アリスターはアーセナルでのデクラン・ライスのようにリバプールの中盤で、より高度な役割を果たしている」と指摘した。

 リバプールは当初、中盤の補強ターゲットとしてエクアドル代表MFモイセス・カイセドらに照準を合わせるも獲得失敗。アンカーに司令塔的なタスクをモットーとするマック・アリスターを起用せざるを得なかった。しかし、遠藤が台頭してきたことで、マック・アリスターを本来の一つ前のポジションに置くことができるようになった。

 記事では「遠藤がクロップのアンカーとして地位を確立した」と指摘。マッコイスト氏は「彼(マック・アリスター)がピッチ上で前進できているのは、明らかだ。この数週間、まるでデクラン・ライスのように彼はより前線でプレーしていて、その恩恵を受けている。それができるようになったのは、遠藤が深い位置に座っていてくれるからだ」と、遠藤の貢献についても言及した。

 元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏もこれに同調し、「ブライトンで、彼(マック・アリスター)は、もっと自由に前に行ける許可を得ていた。彼のものすごく大きな助けになったのは、彼(遠藤)が最終ラインの4人の前のポジションに入るようになったからだ。アレクシスがシーズン序盤に務めていたポジションだ。今、私たちは最高の状態のマック・アリスターを見ているし、このために我々は彼を買ったんだ。彼は創造力があり、ボックス内に侵入できるようになったことで、得点を挙げて、ゴールチャンスも作れる。遠藤が彼にとって大きな助けになっていると思う」と、コメントしている。

 リバプール加入直後は、懐疑的に捉らえられていた遠藤だが、加入から半年が経ってチームに不可欠な存在になったと言えそうだ。

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