「またステップアップ移籍もあるんじゃ」 内田篤人が見たモナコ南野の今季“好調の要因”

モナコでプレーする南野拓実【写真:Getty Images】
モナコでプレーする南野拓実【写真:Getty Images】

今季はすでに6得点5アシストを記録

 元日本代表DF内田篤人氏は自身がMCを務めるスポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」で、2023-24シーズンに入って所属するフランス1部ASモナコで好調の日本代表MF南野拓実についてコメントした。

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 番組では、3月1日に行われたリーグ・アン第24節パリ・サンジェルマン(PSG)戦での南野のプレーを紹介。惜しくも得点に結びつかなかったが、この試合で南野は多くのチャンスに絡み、存在感を示していた。

 南野は2021-22シーズンまではイングランド1部リバプールに在籍していた。当時のチームは超強力な攻撃陣を擁していたため、ユルゲン・クロップ監督からレギュラーとして起用されなかったが、起用されたカップ戦では結果も残していた。

 PSG戦での南野のプレーについて内田氏は「ボールが集まってきている。自分が走ったらボールが出てきているけれど、チャンスメイクをしているからボールが出てくるんだと思う。セットプレーもそうだけど、自分が(シュートを)打っている場面もそうだし、積極的で調子がいいなというのが窺えますね」と、コメントした。

 モナコ加入1年目の昨季は、リーグ戦18試合1得点3アシストという数字に終わっていた南野だが、今シーズンはシーズン途中ながらすでに21試合に出場して6得点5アシストと結果を出している。内田氏は「これ、何年契約しているんだろう。またステップアップ移籍もあるんじゃないかな」と、メガクラブへの再移籍もあるのではないかと見解を語った。

 今季、南野が調子を上げた要因の1つとしては、オーストリア1部ザルツブルク時代にも指揮をしていたアドルフ・ヒュッター監督がモナコの監督に就任したことも挙げられている。

 内田氏は「アジアカップの時から調子も良かったんで、単に身体の調子がいいというのもあると思う。練習も試合も毎試合見ているわけではないので、どういうポジショニングでとか、細かくは分からないですが、信頼もあるんじゃないですか。『コイツにパス出したら戻ってくるな』とか、『動き出したらいいところにパスが出てくるな』とか。拓実は、1人でゴリゴリと行けるけれど、どちらかというと周りを使いながらサポートをしつつ、されつつという感じなので、そういうところの信頼が高まってきたところが大きいと思う」と、監督だけでなく、チームメイトとの信頼関係を構築できたことによるメリットを予想した。

 現在、モナコは3位となっており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得も狙える位置にいるが、この活躍が続けば、夏の移籍市場で再び南野が注目されることになるかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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