日本は「中国の仇敵」 U-20女子アジア杯で完敗に中国嘆き「頼みの綱がなくなった」

日本が中国に勝利【写真:Getty Images】
日本が中国に勝利【写真:Getty Images】

U-20女子アジア杯で日本に0-2敗戦

“ヤングなでしこ”の愛称を持つU-20日本女子代表は3月7日、今年のU-20女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねたU-20女子アジアカップのB組第2戦で中国を2-0で破り、準決勝進出を決めた。敗戦した中国の母国メディアは、「日本は仇敵になった」と伝えている。

 今大会は8チームが出場し、4チームずつに分かれてグループリーグを実施。その上位2チームずつが準決勝に進むと同時に8月31日からコロンビアで行われるU-20女子W杯への出場権を獲得する。

 前半26分にFW土方麻椰のゴールで日本が先制。後半43分には相手の左ペナルティーエリアの角付近で得たフリーキック(FK)をMF天野紗が直接決めて、日本が2-0で勝利した。第3戦の北朝鮮戦を残してB組の2位以内が決まりU-20女子W杯への出場権を獲得。同時にグループリーグ突破を決めた。

 1勝1分となったB組2位の北朝鮮の勝ち点は「4」。最終戦で中国が勝利し、北朝鮮が日本に敗れた場合、両チームは勝ち点で並び得失点差の勝負となる。第2戦でベトナムに6-0で勝利を収めた北朝鮮が有利な状況もあり、中国は厳しい立場に立たされている。

 中国大手メディア「SOHU」は「日本に敗れたことで、中国女子のグループリーグ突破の望みは非常に薄くなった」と取り上げている。

「中国女子はもはやグループリーグの主導権を握っていない。U-20女子はアジアカップで日本に敗れ、日本は中国の仇敵となった。中国女子チームは、杭州アジア大会の準決勝で日本と対戦したが、最強メンバーを組めなかった日本に敗れた。そして、U-20アジアカップでも日本に敗れ、才能が枯れつつあることを示している。かつて、中国男子は主要大会で惨めな成績を繰り返し、ファンは恥を隠すために中国女子を取り上げることができた。今、中国女子はカテゴリーを問わずパフォーマンスが良くないので、中国サッカーの頼みの綱がなくなってしまった」

 近年、中国サッカーは男女ともに思うように結果が残せず、苦しい時期が続いている。

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