久保建英は「今年レアルに戻らない」 ウーデゴールの“失敗”反省で慎重検討を現地報道
久保はソシエダと契約を延長
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英はチームの攻撃の中心として活躍しており、古巣レアル・マドリードへの復帰の噂も絶えない。しかし、今夏にそれが実現する可能性はないようだ。スペインメディアがその理由を報じている。
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久保は2022年にレアル・マドリードからレアル・ソシエダへ完全移籍。契約に買い戻しオプションは含まれていないものの、レアル・マドリード側は久保への優先交渉権と50%の売却条項を有していると言われる。移籍後の活躍により、久保が将来的にサンティアゴ・ベルナベウに戻ってくる可能性は現地のメディアでも再三取り上げられている。
そうしたなかででスペイン・カタルーニャのメディア「El Nacional.cat」は「レアル・マドリードはタケ・クボの復帰を拒否」との見出しで報道。「今年レアル・マドリードには戻らない」と復帰の可能性を否定した。
記事によれば、レアル・マドリードは久保の復帰について「真剣に検討している」ものの、過去のケースも踏まえたうえで時期尚早だと判断された模様だ。かつて同じようにレアル・ソシエダで活躍後にクラブに戻るも、出番を得ることができなかったノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの例が引き合いに出されている。
「彼(久保)はレアル・ソシエダの攻撃の中心としての地位を確立し、ずば抜けたパフォーマンスを披露している。これはマルティン・ウーデゴールを思い起こさせるものだ。だが、彼ら(レアル・マドリード)は同じ過ちを犯したくない。成長過程にある選手を呼び戻しても、出場時間は得られず、またすぐに退団することになってしまう」
久保の能力、ポテンシャルの大きさは高く評価されているものの、来夏にはフランス代表FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)の加入も確実視されるレアル・マドリードの中では出番を得られる可能性は低いため、久保の復帰は現実的ではないようだ。
久保は先月、レアル・ソシエダとの契約を2029年6月末まで延長したばかり。“ラ・レアル”での冒険がまだまだ続いていきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)