「日本は残酷だ」 U-20女子の破壊力に中国脱帽、10G粉砕で驚き「恐ろしい強さ」

日本が10-0で快勝(写真はU20女子W杯時)【写真:Getty Images】
日本が10-0で快勝(写真はU20女子W杯時)【写真:Getty Images】

アジア杯グループ初戦、ベトナムに大勝スタート

 U-20日本女子代表は3月4日、今年のU-20女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねた女子アジアカップの初戦ベトナム戦に臨み、10-0の大勝を飾った。今大会で幸先良いスタートを切ったなか、グループBでライバル国となる中国の現地メディアは「恐ろしい強さ」と脱帽の声をあげている。

 若き日本女子が圧巻のパフォーマンスで好スタートを切った。ベトナムとの初戦で、まずはエース番号「10」を背負った19歳FW松窪真心が魅せた。前半11分、ペナルティーエリア内でパスを受けると巧みな切り返しから先制弾。さらに同31分、約20メートルの左足ミドル弾で加点し、同44分の得点と合わせて前半だけでハットトリックを達成した。

 後半は一方的な日本ペースでゴールラッシュに。FW土方麻椰が後半11分、19分と立て続けにゴールネットを揺らすと、FW辻澤亜唯にも得点が生まれて、6-0とリード。さらにDF佐々木里緒、MF笹井一愛、DF米田博美、MF白沢百合恵が加点し、終わってみれば10ゴールでベトナムを一蹴した。

 中国メディア「sohu」は日本の勝利を「10-0! 日本チームは本当に残酷だ」と見出しを打ち報道。容赦なくベトナムを撃破したその破壊力について「恐ろしい強さを見せつけた」と驚きを示し、次戦(3月7日)で直接対決を迎えるとあって「生死を賭けた戦いが到来した」と伝えた。

 今大会はアジアから8チームが出場し、4チームずつに分かれてグループリーグを実施。その上位2チームずつが準決勝に進むと同時に8月31日からコロンビアで行われるU-20女子W杯への出場権を獲得する。B組は北朝鮮を合わせた3か国による三つ巴の展開が予想されるなか、日本と中国の一戦は文字どおり、命運を握る戦いとなりそうだ。

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