三笘薫の離脱は「大きな損失」 “代役候補”に英紙注目「せめてもの慰めがあるとすれば」
ファティやアディングラが代役候補か
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は腰の負傷のため全治2、3か月で今季絶望の見通しであることが伝えられた。ブライトンにとって攻撃の軸を担う三笘離脱の影響は大きく、英紙「The Argus」も「大きな損失」と伝えている。
三笘はプレミア挑戦2年目の今季、リーグ戦19試合で3得点5アシストを記録しているが、昨年12月には左足首を負傷。日本代表の一員としたアジアカップでも、グループリーグには出場しないなど、回復に時間を要していた。
三笘はその後、ブライトンの試合に復帰していたが、腰の負傷により2月24日のプレミアリーグ第26節エバートン戦を欠場。2月27日にはロベルト・デ・ゼルビ監督が「最悪だ、最悪の状況だ。シーズン終了まで三笘を失ったと思う」と離脱を口にしていた。
英紙「The Argus」は、「三笘は腰の負傷により、今シーズンの残り試合大半、おそらくはすべてを欠場することになる。これは(2月18日のプレミアリーグ第25節で)レッドカードをもらったシェフィールド・ユナイテッドのDFメイソン・ホルゲートが犯したファウルとは無関係だと知られている」と言及している。
記事では、「三笘の離脱は大きな損失であり、彼はあのタイプではプレミアリーグ最高の存在だ。試合巧者にしてゲームチェンジャー。相手に大きな影響を与える」と日本人ドリブラーの存在の大きさを主張しつつ、その穴埋め方法についても検証している。
「ホルゲートは三笘の脅威に激しく対処しなければならないというプレッシャーを感じていたのだろうか。それとも自分の目の前に向かってくるブライトンの選手を容赦なく潰したのだろうか? 真相は決して分からないが、おそらく前者だったかもしれない。三笘の離脱はたしかに我々は期待していなかった。せめてもの慰めがあるとすれば、ブライトンには左ウイングが多くいるということだ。特に、アンス・ファティが最も快適にプレーするポジションだ。シモン・アディングラやフリオ・エンシソもいる」
スペイン代表FWアンス・ファティら豊富なウインガーを駆使し、ブライトンは三笘の穴を埋められるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)