なでしこJ、パリ五輪に王手! 藤野ドンピシャヘッド弾、北朝鮮監督もがっくり表情

藤野あおばがヘディングで追加点【写真:Getty Images】
藤野あおばがヘディングで追加点【写真:Getty Images】

北朝鮮とのパリ五輪最終予選第2戦が開催

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、2月28日に国立競技場で行われるパリ五輪アジア最終予選の北朝鮮との第2戦に臨み、後半31分にMF藤野あおばがゴール。2-0とリードを広げ、パリ五輪出場に王手をかけた。

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 日本は前半25分、日本はFW田中美南が激しいタックルを受けて得たフリーキックでゴール前に入れると、FW上野真美が頭でつないで田中がヘディングシュートを放ち、クロスバーに当たったこぼれ球をDF高橋はなが押し込み、貴重な先制点を奪った。

 そのリードを維持して迎えた後半31分、右サイドでDF清水梨紗が相手を1枚外してクロスを上げると、ニアサイドに走り込んできたMF藤野あおばがドンピシャでヘディングシュートを決めて2-0とした。中継ではゴールの瞬間、リ・ユイル監督のがっくりとした表情も捉えられた。

 この最終予選は4チームが2チームずつに分かれ、日本は北朝鮮とのホーム&アウェーでの対戦になった。しかし、初戦に北朝鮮のホームで行われる予定だった試合は開催地の問題で二転三転し、アジアサッカー連盟(AFC)も介入する中で2月21日にサウジアラビアのジッダで中立地開催されることが正式決定。厳しい移動や寒暖差への対応も強いられた24日の試合を0-0で引き分け、この国立競技場でのリターンマッチに臨んでいる。

 この予選にはアウェーゴールのルールがないため、28日に行われる一戦は延長戦、PK戦も含め、スコアに関係なく勝った方が五輪への切符を勝ち取るゲームになる。ラスト15分を切ってリードを2点に広げた日本は、パリへの切符を手に入れようとしている。

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