200億円超×2人が出場…チェルシーの“敗因”を英指摘 遠藤との「コントラストは際立った」

リバプールの遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールの遠藤航【写真:Getty Images】

リバプールが2年ぶり10度目のカラバオ杯優勝

 イングランド1部リバプールは現地時間2月25日、カラバオ・カップ(リーグカップ)決勝チェルシー戦で延長の末1-0で勝利。2年ぶり10度目の優勝を飾った。現地メディアは両クラブを比較し、浮き彫りになった大きな差を指摘している。

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 日本代表MF遠藤航がスタメン出場した試合では、リバプールが延長後半13分にDFフィジル・ファン・ダイクのヘディング弾で先制。怪我人を多く抱えたなか、キャプテンの一発でチェルシーを下した。遠藤は120分フル稼働し、攻守にわたる貢献でチームの勝利を支えた。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」では、決勝で当たった両チームの注目すべきデータを紹介。そのなかでそれぞれの補強戦略にも言及している。

「チェルシーは2022年夏にトッド・ベーリー氏がクラブを買収して以来、合計10億ポンド(約1900億円)以上の移籍金を費やしてきた。カラバオ杯の先発メンバーを見ると、ブルーズ(チェルシー)は計4億7290万ポンド(約903億円)に上る。中にはモイセス・カイセド(1億1500万ポンド/約219億円)とエンソ・フェルナンデス(1億680万ポンド/約203億円)という9桁台の選手が2人含まれており、リバプールの合計額である3億2320万ポンド(約617億円)をかなり上回っている」

 選手補強へ多額の資金をつぎ込んだチェルシーだが、補強総額3分の1以下のリバプールに完敗。リバプールで最も高額な先発選手はファン・ダイク(7500万ポンド/約143億円)で、アレクシス・マック・アリスター(5500万ポンド/約105億円)、ルイス・ディアス(4900万ポンド/約93億5000万円)、コーディ・ガクポ(4500万ポンド/約86億円)と続くという。日本の遠藤は1600万ポンド(約30億円)だ。

 一方で、ポゼッション面では別の差が生まれている。記事によると、リバプールのパス総回数は689本。チェルシーの587本を上回った。さらにパスの精度はチェルシーの79.7%に対し、リバプールが84%を記録している。

 選手個人間でも「フェルナンデスのパス精度(76.7%)と遠藤航のパス精度(91.2%)のコントラストは際立っている」と中盤の2人を例に比較。ただパス本数に関しては、フェルナンデスが90本で、遠藤の78本を凌いでいた点も挙げている。

 10度目のカラバオ杯優勝を手にしたリバプール。チェルシーとの決勝ではあらゆるデータからも優位性が示される形となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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