元国際主審がベンゲル監督の問題行動を痛烈批判 「彼は長期ベンチ入り禁止処分を受けなければ」

本拠地バーンリー戦、ベンゲル監督は猛抗議で退場処分に

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は22日の本拠地バーンリー戦の後半アディショナルタイムに相手にPKを与えられたことで激怒して主審に猛抗議、さらに第4審判と小競り合いを起こした末に退場処分となった。

 試合後には黙っておくべきだったと猛省していたものの、元国際主審のグラハム・ポール氏は「彼の逆上ぶりは理解できない」「長期間のベンチ入り禁止にならなければいけない」とフランス人指揮官を痛烈に批判している。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 1-0とアーセナルのリードで迎えた後半アディショナルタイム、MFフランシス・コクランがエリア内で相手の足を引っ掛けてPKを献上。このプレーでベンゲル監督の堪忍袋の尾が切れた。すでにスイス代表MFグラニト・ジャカが危険なプレーで一発退場となったアーセナルは、PKで勝ち点3を失う瀬戸際に立たされた。

 ベンゲル監督はジョン・モス主審への抗議で退場処分を言い渡されると、通路へ下がって試合を観戦。そのことについて注意を受けた際、今度は第4審判のアンソニー・テイラーと小競り合いを展開し、相手を手で押すなど問題行為を連発した。

 その後、アーセナルのセットプレーの場面で、バーンリーの選手がエリア内でオフサイドポジションだったDFコシエルニーの顔を蹴り付けて、アーセナルが土壇場でPKを獲得。アディショナルタイム7分にチリ代表FWサンチェスが決勝PKを決めるドラマチックな展開でアーセナルは2連勝を決めた。

 

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