浦和の開幕スタメン決定? ヘグモ新監督「イエス」と回答、18人登録可能に「驚いた」

浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督【写真:轡田哲朗】
浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督【写真:轡田哲朗】

サンフレッチェ広島と対戦する開幕戦へオンライン会見を実施

 浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督が2月21日の練習後に定例のオンライン会見を実施。2日後に迫ったサンフレッチェ広島と対戦する開幕戦に向け、スタメンはすでに決まっていると頷いた。

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 浦和はマチェイ・スコルジャ監督が昨季限りで退任し、今季からノルウェー代表監督の経験も持つヘグモ監督が指揮を執る。4-3-3システムを導入することが明言され、沖縄県でのトレーニングキャンプからそこに選手を合わせて準備を進めてきた。「いつでも、もっと時間が欲しい気持ちはあるけれども、ここまでの時間を活用できた。沖縄でのキャンプも満足いくものだった。ゲームコンセプトも日々の練習で発展していると感じる。リーグ開幕を待ち遠しく思う」と話している。

 対戦相手の広島は、このゲームが新スタジアムでの公式戦初戦になる。2月10日にガンバ大阪と対戦したプレシーズンマッチを視察したというヘグモ監督は「このチーム(広島)は長年一緒にプレーし続けていると思う。守備ではかなり強くハイプレスを掛け、攻撃ではダイレクトなプレーをする」と、試合に向けたスタンスと広島への印象を話す。広島はミヒャエル・スキッベ監督の指揮で3シーズン目に入るところであり、その点では浦和にとって厳しい相手とも言える。

 試合に向けたスタンスを「自分たちのスタイルでもちろんプレーしたいが、相手によって柔軟に合わせることも毎試合で必要になる。例えばどのようなプレスをかけ、ボールを持った時にどんなスペースを使うかも決まっていく」と話す指揮官は、「攻撃の時はスペースを突きたい。どのようなところにスペースが生まれるのか。ハイプレスのチームと戦う時は、それを剥がした時にどこにパスを通せるのか。開幕戦であり、新スタジアムでのゲームなので高い強度でエネルギーを出してくるだろう」と、試合について話した。

 2日前の時点ですが、すでに開幕戦のスタメン11人は頭の中で決まっているのかという問いに対して、「イエス」と頷いた指揮官は、Jリーグの1試合あたりの登録メンバーが18人であることを「とても驚いた」と話し、増えることを望んでいると話す。そのうえで「ベンチ入り7人のうちGKが1人なので、6人ですべてのポジションをカバーしないといけない。チームには複数のポジションでプレーできる選手がいるのは良かった。スタメンとは違った特徴の選手がいれば、流れを変えることもできる」ともコメントした。

 ヘグモ監督は「もちろん勝利も求めたいが、コンセプトをいかに表現できるのかも大事。アウェーゲームですが、支配する時間を作っていきたい」として、「選手の強みも生かしたい。例えば前線のスピードがそうだ。また、スペースが大きく空いていればインサイドハーフがそこを使うような場面も見たいし、サイドバックのランニングも見たい。そして背後を狙うダイレクトなプレーと、ボールを握るコンビネーション、ポゼッションの組み合わせを見たいと思う」と、試合内容の部分でも今季の浦和を印象付けるようなゲームにすることを望んでいた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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