浦和、広島とアウェー開幕戦“勝敗の鍵”は? 酒井宏樹が私見「すべての面でクレバーに」

浦和の酒井宏樹【写真:轡田哲朗】
浦和の酒井宏樹【写真:轡田哲朗】

広島とのJ1開幕戦を3日後に控え、酒井が勝敗のポイントに言及

 浦和レッズは今季のJ1開幕戦を3日後に控えた2月20日にトレーニングを公開。昨季に続きキャプテンを務める元日本代表DF酒井宏樹は「すべての面でクレバーに試合へ入っていくのが大事」と、サンフレッチェ広島と対戦する初戦に向けて話した。

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 浦和は今季ペア・マティアス・ヘグモ監督が就任し、沖縄県でのトレーニングキャンプも含め4-3-3システムを導入してメンバーを固定しながら準備してきた。酒井は約1年前のキャンプ最終盤に負傷して痛みを抱えながらシーズンを過ごし、11月上旬には手術。全治3か月の診断ながら翌月のクラブ・ワールドカップ(W杯)で復帰して周囲を驚かせた。今季は順調な調整を見せ、コンディションを整えて開幕を迎えようとしている。

 この日は広島を想定した戦術練習や、ハーフコートでの11対11のゲーム形式など実戦的なメニューが多く組まれた。酒井は「紅白戦で良いところも悪いところも出て健全な状態」と話し、広島について「完成度は高く連係も取れていて、同じような選手で何年もやっているのでやりづらい相手だと思う。ただ、試合に入ってみないと分からない。完成度は試合中に決まるもので、コンディションや天候などいろいろな部分を総合しての戦いになる」とした。

 昨季は60試合の公式戦があり、ほとんどの週に平日の試合が入った。今季はリーグ戦にかなり集中できる状況であり、2月と3月は週末以外の試合がない。酒井は「ポジティブだと思う。やりたいことは監督にも多いだろうし、選手たちとしては理解度を高めながらコンディションを上げる両方ができる。ただ、それが結果に反映されるような甘い世界ではないので、バランスを見ながら締めるところは締めて、休むところは休むように見極めたい」と、シーズン序盤を見通した。

 攻撃的なポジションを中心に補強も多く、周囲の期待感の高いシーズン開幕になる。それでも酒井は「バランスが非常に難しくなってくる。ホームか、アウェーかもあるし。開幕戦だし、彼らにとって公式戦では新スタジアムのこけら落とし。どちらがこの時間帯で焦っているのかなどの精神状態も大事で勝敗を分けてくる。監督もよく言うけど、すべての面でクレバーに試合に入っていくのが大事。僕らは新加入選手も多く、外国籍選手も多い。密にコミュニケーションを取っていかないといけない」と、試合へのポイントを話した。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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