“被災地に力を”に触れる代表戦士の思い 試合後“喪失”の表情が話題「笑顔を見せてくれ」

日本代表の久保建英【写真:Getty Images】
日本代表の久保建英【写真:Getty Images】

3日の準々決勝イラン戦で1-2の敗戦

 森保一監督率いる日本代表は、アジアカップベスト8で大会を去った。2月3日の準々決勝イラン代表戦(1-2)の試合前、代表選手のある行動にも再度注目が集まった。

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 カタールで行われた同大会で、日本はグループリーグを2勝1敗の成績でD組2位として勝ち上がる。ただ、全試合で失点を重ねており、第2節イラク代表戦(1-2)では敗戦も経験。早急な改善が求められていた。

 迎えた決勝トーナメント1回戦でバーレーン代表を3-1で撃破。ただ続くイランとの準々決勝では、先制後に流れを相手に渡すことになる。後半10分、同アディショナルタイム6分に失点を重ねて逆転を許し大会ベスト4敗退。厳しい結果に悔しい表情が選手からも漏れていた。

 試合前後の裏側を追う日本サッカー協会(JFA)公式YouTubeチャンネル「JFATV」の人気コンテンツ「Team Cam」最新回では、イラン戦前後の裏側を公開。なかでも試合直後のMF久保建英や、MF三笘薫の喪失した表情は大きな話題を集めている。

 そんななか、試合前の1人の選手の行動もピックアップ。1月1日に石川・能登地方で発生した最大震度7を観測する大地震の背景もあり、代表のロッカールーム入口には「被災地に力を」と書かれた弾幕が張られている。試合会場に到着した際、堂安律の前にいた1人の選手がその弾幕に手を振れる瞬間があった。

 意図的かは定かではないが、ファンからも「タケ?が軽く『被災地に力を』触れてるのちょっと心にくるな…」といった声が寄せられている。ハーフタイムに久保は「こっちの方が攻撃力高いし、俺がボランチ見て綺世くんが左(のセンターバック)見て、キック力ない4番に蹴らせる」といった的確な指示で味方を鼓舞している姿もあった。

 そして敗戦後には“放心状態”となった表情も捉えられており、「熱を感じるのはトミとタケだけ」「もう久保の悩んでる姿見たくない」「久保の笑顔を見せてくれ」といったファンのコメントも上がっている。

 選手それぞれが思いを抱えたアジアカップ。ベスト8敗退という満足できない結果を受けて、それぞれのクラブへの帰路に就いた。3月には、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の2次予選も控えている日本代表。攻守への貢献、リーダーシップも見せてくれた久保への期待度は、今後もさらに高まっていくだろう。

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