「僕の責任」 韓国ボランチ、ゴール直結の痛恨パスミス悔恨「申し訳ないという言葉以外ない」

パク・ヨンウが失点をシーンを回想【写真:Getty Images】
パク・ヨンウが失点をシーンを回想【写真:Getty Images】

後半8分、パク・ヨンウのパスミスからナイマットがゴール

 韓国代表は現地時間2月6日、アジアカップの準決勝でヨルダンに0-2で敗れ、ベスト4敗退となった。後半8分のヨルダンの先制点は、MFパク・ヨンウのパスミスが発端。30歳のボランチは試合後、「僕の責任」と自らのプレーを悔やんだ。韓国の総合ニュースサイト「ニューシス」が伝えた。

 試合は0-0で前半を折り返した、韓国が後半8分にMFパク・ヨンウがDFキム・ヨングォンへのバックパスを狙うも、これが弱くなって相手にかっさらわれ、ヨルダンFWヤザン・アル・ナイマットに先制点を被弾した。これで崩れた韓国は、後半21分にもMFムーサ・タマリにコントロールショットを決められ、一気に2点ビハインドを背負った。

 そのなかで、韓国は後半43分、縦パスを受けた途中出場のチョ・ギュソンがペナルティーエリア内に侵入。ヨルダンDFバラ・マリは足を滑らせながらもスライディングの体勢でシュートブロックを試みると、この足をかわそうとしたチョ・ギュソンが転倒した。主審のホイッスルは鳴ったものの、判定はシミュレーションとしてチョ・ギュソンへのイエローカードが提示された。リプレイ映像ではチョ・ギュソンが倒れ始めた瞬間、両者の足の間に芝生の緑色が見えるほどの明確なシミュレーションだった。

 そのまま0-2で敗れ、64年ぶりのアジアカップ優勝への道が閉ざされた韓国。後半11分にFWチョ・ギュソンと交代となったパク・ヨンウは、試合後に「申し訳ないという言葉以外ない。1か月間戦ってきたチームメイト、コーチングスタッフ、夜遅くまで応援してくれたファンには申し訳ない」と謝罪したという。

 決勝トーナメント1回戦サウジアラビア(1-1/PK4-2)、準々決勝オーストラリア(延長戦2-1)と、優勝候補国をそれぞれ延長戦を戦って撃破したものの、ヨルダン戦では疲労の色は否めなかった。コンディションの問題を問われたパク・ヨンウは「僕のミスが大きかった。僕の責任」と悔しさをにじませていた。

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