「ヨルダンにとって歴史的な瞬間」 “V本命”韓国から2点リード…快挙間近で中東驚き

ヤザン・アルナイマトが先制ゴールを決めた瞬間【写真:ロイター】
ヤザン・アルナイマトが先制ゴールを決めた瞬間【写真:ロイター】

アジアカップ準決勝でヨルダンと韓国が激突

 カタールで開催されているアジアカップは、現地時間2月6日にヨルダン代表と韓国代表による準決勝の第1試合を行った。グループリーグでも対戦して2-2で引き分けていた両チームだが、決勝進出をかけた一戦ではヨルダンがリードを奪い、中東メディア「Aljazeera」は、「ヨルダンのサッカー史にとって歴史的な瞬間」と、リードを奪って戦っている時間帯を評している。

 前半をスコアレスで終えたものの、ヨルダン代表は多くのチャンスを作り出し、韓国代表GKチョ・ヒョヌを脅かした。チョ・ヒョヌの好セーブに阻まれていたヨルダンだったが、後半8分には、相手のパスミスをFWムサ・アルタマリがカット。そのままドリブルで侵入してラストパスが出ると、FWヤザン・アルナイマトにGKとの1対1を冷静にゴールへ蹴り込んだ。

 試合前には韓国がこの試合の本命と見られていたが、ヨルダンがリードを奪う展開となった。「Aljazeera」は、「赤いカフィエがスタンドで揺れている。ヨルダンのファンは飛び跳ね、叫び、歌い、歓喜に沸いている。ヨルダンのサッカー史において、歴史的な瞬間だ。彼らはこのままアジアの強豪を打ち破り、さらに大きな歴史を書き記せるだろうか」と、報じた。

 そうしたなかヨルダンは、後半21分にもFWムサ・アルタマリのゴールで追加点を挙げてリードを広げている。史上初のアジアカップ4強進出に沸いているヨルダンだが、史上初の決勝進出にも大きく近づいている。

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