日本は3-1でバーレーンに勝利

　日本代表は現地時間1月31日、アジアカップの決勝トーナメント1回戦でバーレーン代表と対戦し、3-1で勝利した。日本は3ゴールで準々決勝に駒を進めたなか、スコア以上に内容で圧倒されたバーレーンのサポーターの声を現地メディアが紹介。「守備的な考えが代償をもたらした」「アラブのチームは皆、この問題を抱えている」と、敗戦の問題点を指摘している。

　2勝1敗でグループDを2位で突破した日本は、グループEを首位突破したバーレーン戦を迎えた。前半31分にMF堂安律が先制し、後半4分に久保建英が追加点を記録。同19分には連携ミスからオウンゴールを喫したものの、同27分にFW上田綺世のゴールでリードを広げた。その後も怒涛の攻め込みで幾度となく決定機を演出するも、ゴールネットを揺らすには至らず、3-1で試合は終了。スコア以上にバーレーンを圧倒する試合運びで手堅い勝利を掴んだ。

　開催国カタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ」は惨敗したバーレーンのサポーターのハッサン氏とフセイン・モラディ氏の声を紹介。「我々のチームは今日よりもずっと良いプレーができる。優勝候補を相手に守備的になりすぎて、その守備的な考えが代償をもたらした」と語った。また、「アラブのチームは皆、この問題を抱えている。裏を突かれると精神的に気落ちしてしまい、プレッシャーに対処できなくなる」と、中東チームならではの問題点を指摘していた。