日本撃破のイラク「良い感触がある」 アジア杯Vへ主力MFが豪語「可能性ある」

久保建英と競り合うイラク代表のアミル・アルアマリ【写真:Getty Images】
久保建英と競り合うイラク代表のアミル・アルアマリ【写真:Getty Images】

グループリーグで日本撃破の大金星、ラウンド16でヨルダンと激突

 カタールで開催されているアジアカップでは、グループリーグでいくつかの波乱があった。イラクが2-1で日本を破ったのはその1つだろう。1月29日にヨルダンとのラウンド16での対戦を控えるなか、中心選手の1人であるMFアミル・アルアマリのコメントを中東メディア「The National News」が報じている。

 アルアマリは、大きな声援を受けてホームゲームのような雰囲気を戦えることを大きな力に感じているという。

「僕たちにとって、とてつもなく大きなことだ。どのスタジアムに行っても、ホームで戦っているように感じられる。

日本戦では4万人のイラク人がいると感じるなかで戦えた。あの雰囲気はバスラで試合をしているのと同じような感覚だった。日本戦に勝ったことで、まるでアジアカップを優勝したかのように、人々は街に出てお祝いをしていた。

僕たちができる小さいことかもしれないけれど、サッカーで勝って彼らを喜ばせることができるなら、それだけで僕には十分なモチベーションになる」

 グループリーグでは、優勝候補の日本を2-1で下す番狂わせを演じ、3戦全勝でD組を首位通過。予想を覆す快進撃を演じたここまでの戦いを振り返り、自信が増していることを口にしている。

「信じられない気持ちだよ。僕たちはインドネシアに良い形で勝利ができ、すべてを出し切って日本に挑んで勝ち点3を得た。そして難しい状況でも勝利した。

コンパクトなベトナムとの試合は本当に難しかった。僕たちは常にどうすれば勝てるかを探っている。どの試合も最後の瞬間まで、可能性があると信じている。それがこのチームの強さであり、僕たちはまだ向上している。

スカッドのなかには、とても良い感触があるよ。可能な限り、大会で上までいきたい。グループの1位通過は、僕たちにとっても、国にとっても、すごく大きな意味がある。

アジア全体にも僕たちが上昇している国であり、良い道を辿っていることを示せていると思う」

 2007年にアジアカップ優勝を成し遂げているイラクは、今大会で2度目の優勝を虎視眈々と狙っている。日本戦を含めたグループリーグの結果は、大きな自信になっているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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