伊藤涼太郎のトリッキーなFK弾…偶然?狙いどおり? 本人回想「チャンスだと思った」

シント=トロイデンの伊藤涼太郎【写真:Getty Images】
シント=トロイデンの伊藤涼太郎【写真:Getty Images】

ヘンク戦で途中出場、終了間際に貴重な同点FK弾マーク

 ベルギー1部シント=トロイデンのMF伊藤涼太郎は現地時間1月28日のリーグ戦第22節ヘンク戦(1-1)に途中出場し、後半45分に直接フリーキック(FK)で同点ゴールを決めた。

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 ホームにヘンクを迎えた一戦。シント=トロイデンではMF藤田譲瑠チマとMF山本理仁が先発に名を連ねるなか、伊藤は3試合連続でベンチスタートに。1点ビハインドで迎えた後半18分に藤田との交代でピッチに立った。

 すると迎えた後半45分、シント=トロイデンはペナルティーエリアの左角付近でFKを獲得。角度のある位置からのプレースキックとなったが、キッカーを務めた伊藤はゴールのニアサイドを広く開け、ゴールラインから飛び出して構えていたGKの意表を突いたシュートでネットを揺らした。今季3得点目(20試合)のゴールとなる。

 終了間際の伊藤の同点弾により、試合は1-1で終了。伊藤はチームを敗戦の危機から救った。シント=トロイデンはこれで6勝10分6敗の勝点28。16チーム中の9位に位置している。

 ベルギーメディア「HVL」は「ボールを置いた時はクロスを蹴ろうと思っていた。でも、(ヘンクのGK)ファンデフートの構えを見て、チャンスだと思った」と試合後の伊藤のコメントを報じている。まさに狙いどおりの一撃だったようだ。

 また伊藤は「難しい前半だったので勝ち点1を取れて良かった」と語った一方で、「僕が救世主? 最初はスタメンじゃなくてがっかりしていた」と先発定着に向けて意欲をたぎらせていた。

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