エジプト無念「サラーの夢潰える」 アフリカ王座奪還ならず…ベスト16でPK戦負け

ベスト16で敗退のエジプト代表【写真:ロイター】
ベスト16で敗退のエジプト代表【写真:ロイター】

アフリカ・ネーションズカップで16強進出も、苦戦際立ち大会から姿消す

 コートジボワールで開催中のアフリカ・ネーションズカップは現地時間1月28日に決勝トーナメント1回戦が行われ、史上最多7度の優勝を誇るエジプト代表がDRコンゴ代表にPK戦で敗れて姿を消した。負傷によりクラブに戻ってリハビリをしていたリバプールFWモハメド・サラーの復帰は叶わなかった。

 優勝候補の一角だったエジプトだが、今大会はグループリーグ3試合をすべて2-2の引き分けで終えるなど苦しみながらもなんとか決勝トーナメントへ勝ち進んだ。

 そのなかで、エースのサラーは第2節のガーナ戦で左足のハムストリングを負傷し、途中交代を余儀なくされていた。サラーは代表チームから離脱し、リバプールに戻ってリハビリを開始。コンディションが戻れば、準決勝からエジプト代表に再合流する可能性が伝えられていた。

 しかし、エジプトはDRコンゴと1-1で90分を終え、延長を含めた120分間を戦い、PK戦(7-8)にもつれ込む激闘の末に敗戦。今大会は1勝も挙げられないまま敗退となった。英紙「デイリー・メール」は「エジプトはPK戦でDRコンゴに敗れ、モハメド・サラーの夢も潰える」と結果を報じた。

 エジプトは2017年と前回の2021年大会(開催されたのは2022年)でそれぞれ準優勝と決勝で涙を呑んだ。サラーにとっても悲願だった2010年以来となるアフリカ王者奪還は実現できなかった。

 2010年以降の直近7大会はすべて異なる国が優勝を果たしているこのアフリカ・ネーションズカップ。今大会を制するのは一体どの国となるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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