「新たな歴史を作った」 日本に敗戦も初の決勝T進出…韓国人監督の功績を母国称賛

史上初の決勝トーナメントへと駒を進めたインドネシア【写真:ロイター】
史上初の決勝トーナメントへと駒を進めたインドネシア【写真:ロイター】

トーナメント1回戦でオーストラリアと対戦

 アジアカップ・グループリーグは1月25日に最終節を終えて、ベスト16が出そろった。森保一監督の率いる日本代表は、D組2位で通過を決めたなか、同グループ3位となっていたインドネシア代表は史上初の決勝トーナメントへと駒を進める。海外メディアも「新たな歴史を作った」と韓国人指揮官の言葉を借りて快挙を称えた。

 インドネシアは日本と同じD組。初戦でイラクに1-3で敗れたものの、第2節のベトナム相手に1-0の勝利を飾る。最終節では日本との対決となったが、1-3で敗れ1勝2敗(勝ち点3)のグループ3位に沈んでいた。

 今大会のレギュレーションとして、各グループ上位2チームは自動的に16強へ進出。また各グループ3位のうち、上位成績を収めた4チームも勝ち上がることができる。25日の最終試合を受けて、インドネシアはグループ突破が確実となった。

 同国にとって、アジアカップでの16強は史上初。韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」は、「奇跡のシン・テヨン…インドネシア、史上初のラウンド16進出に『新たな歴史を作った韓国人監督』」とこの快挙を報じている。

 同メディアはインドネシアメディア「Okezone」の内容を引用しつつ「インドネシアはシン・テヨンを称賛した」と、チームを率いる韓国人監督について焦点を当てた。

「インドネシアは最終戦となった第3戦で日本に1-3で敗れ、1勝2敗(勝点3)でグループ3位となった。ラウンド16に進むためには、他グループリーグの結果を待たなければならなかったが、運命はグループFのオマーン対キルギスの試合結果で決まった。試合は1-1の引き分けに終わり、インドネシアは各グループ3位チームの最後の4番目としてラウンド16に進出した」

 グループ突破の流れをなぞりつつ「韓国A代表と韓国代表を年代別に率いたシン・テヨン監督は、2020年にインドネシア代表監督に就任。AチームとU-23(23歳以下)、U-20(20歳以下)の監督も兼任している。これまでに2020年AFFカップで2位、2023年アジアカップ進出という実績を残している。就任時179位だったFIFAランキングも146位まで上昇した」指揮官の功績を称えていた。

 インドネシアは、決勝トーナメント1回戦でグループB1位のオーストラリアと対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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