ミラン番記者は本田の“消極的残留”を指摘 「彼はベンチ要員として重要な選択肢だ」

ヴィンチ記者は本田放出の必要性がないと語る 「その理由は右サイドの人員問題」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は8日の本拠地カリアリ戦で公式戦9試合連続先発落ちとなった。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は代表招集の条件として、出場機会を得られる環境に移籍することを勧告しているが、ベンチ要員と化す背番号10はクラブの事情で消極的残留を余儀なくされる可能性があるという。

「ミランに本田を放出する必要性が全くない。その理由は右サイドの人員問題だ。右サイドに彼以外の交代要員がいない」

 ミランの番記者で地元テレビ局「7ゴールドTV」のパオロ・ヴィンチ記者はこう分析した。本田はチーム状況から残留を余儀なくされる可能性があるという。

 2014年1月のCSKAモスクワから移籍金ゼロで本田が加入以降、本田に好意的なレビューを続けてきた擁護派だった。昨年10月25日のジェノア戦で今季初先発時に横パスとバックパスを繰り返した消極的なプレーと先制点に絡むオフサイドトラップに取り残されるミスをきっかけに、一気にトーンダウンしている。

 ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は4-3-3システムをベースにするなか、本田が主戦場とする右ウイングの選手層は薄いという。

「スソは動かしがたい、交代不能な選手。アンタッチャブルなスタメンだ。しかし、スソの代わりは本田しかいない。彼はベンチ要員として重要な選択肢だ」

 

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