ソン・フンミンへのプレーは「警告が出されて然るべき」 大韓協会の元副会長が判定に苦言

ソン・フンミンへのラフプレー判定に関係者苦言【写真:ロイター】
ソン・フンミンへのラフプレー判定に関係者苦言【写真:ロイター】

ホ・ジョンム氏はマ・ネイ主審の判定に厳しい見解

 韓国代表は1月15日、カタール・ドーハで行われているアジアカップのグループリーグ初戦でバーレーンと対戦し、MFイ・ガンインが決勝弾を含む2得点の活躍で3-1と勝利した。両チーム合わせて7枚のイエローカードが飛び交う激しい戦いとなったなか、元大韓サッカー協会副会長がバーレーンのあるプレーを「中国サッカーだ」と批判した。

 韓国は前半9分にMFパク・ヨンウが警告を受けると、同13分にはキム・ミンジェが相手をうしろから倒して再びイエローカードが提示された。さらに韓国側は同28分にもDFイ・キジェが警告を受けた。

 バーレーンも前半31分にMFアリ・マダン、前半終了間際にMFモーゼス・アテデが倒れた際にまさかのボールを掴んでハンドによる警告を受け、前半から5枚のイエローカードが提示される展開となった。

 試合は韓国が前半38分にMFファン・インボムが先制点を挙げて折り返すも、後半6分にバーレーンが追い付いて同点。後半11分にはキム・ミンジェのパスをイ・ガンインがペナルティーエリア外からミドルシュートを決めて勝ち越しに成功すると、さらに同24分には再びイ・ガンインが落ち着いて追加点を挙げた。

 3-1と大会初戦を白星で飾ったなか、元韓国代表監督で、大韓サッカー協会副会長も歴任した元韓国代表MFホ・ジョンム氏はYouTubeチャンネル「イースターTV x tvN SPORTS」の試合ライブ視聴に登場したなか、後半1分にソン・フンミンが途中出場のDFサイード・バケルに背後から右臀部付近を蹴られる猛チャージを受けて倒れるもイエローカードは出されず、「イエローカードが出されて然るべきだ」「これは中国サッカーだ。中国サッカーだ」と語った。

 ソン・フンミンは後半39分にも球際に飛び込んだ際、MFイブラヒム・アル・ワリの左肘が顔面に当たって倒れ込んだが、相手選手にお咎めはなかった。ソン・フンミンは2019年のアジアカップ決勝トーナメント1回戦でも、バーレーンの選手から顔面キックを受けた過去があり、激しいプレーで知られる中国を引き合いに出したのかもしれない。

 ホ・ジョンム氏は中国人主審であるマ・ネイ氏の判定に苦言。「1つの判定だけではなく、彼の態度や能力が問題だ。優れたインフラを持ちながら、中国サッカーがアジアで活躍できない理由はそこにあるのではないか」と語った。

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