韓国、前半苦戦は「警告乱発で集中力が乱れた」 母国紙は相手評価「戦術対処力が優れていた」

韓国はバーレーンに勝利【写真:ロイター】
韓国はバーレーンに勝利【写真:ロイター】

イ・ガンインの活躍で最終的に3-1と勝利

 韓国代表は1月15日、カタール・ドーハで行われているアジアカップのグループリーグ初戦でバーレーンと対戦し、MFイ・ガンインが決勝弾を含む2得点の活躍で3-1と勝利した。先制しながら一度は同点に追い付かれるなど、勝ち越すまで苦戦を強いられた展開について韓国紙が触れている。

 韓国はエースのFWソン・フンミンやMFイ・ガンイン、DFキム・ミンジェらが揃って先発。中国審判団3人がゲームをコントロールする一戦で、前半は互いにヒートアップする激しい展開となった。

 前半9分にMFパク・ヨンウが警告を受けると、同13分にはキム・ミンジェが相手をうしろから倒して再びイエローカードが提示された。さらに韓国側は同28分にもDFイ・キジェが警告を受けた。

 バーレーンも同31分と、前半終了間際にMFモーゼス・アテデが倒れた際にまさかのボールを掴んで、ハンドによる警告を受け、前半から5枚のイエローカードが提示される展開となった。

 韓国紙「スポーツ朝鮮」は、「試合開始1分でソン・フンミンがコーナーキックを獲得し、いいスタートを切るように見えたが、中国人主審のイエローカード乱発で瞬く間に集中力が乱れた。パク・ヨンウが前半9分、同13分後にはキム・ミンジェが相手のカウンターを阻止するなかで警告を受けた。一方、バーレーンはソン・フンミンに対する両足タックルにもカードが与えられなかった」と、韓国がペースを乱したことを指摘した。

 また、記事では「バーレーンの戦術対処力も優れていた」と対戦相手を評価。「4-5-1システムを敷いたバーレーンは、ポジション間の間隔を最大限に縮みながら下がって守備をした。韓国の選手たちにはスペースがなかった」と言及した。

 試合は前半38分にMFファン・インボムが先制点を挙げて折り返すと、後半6分にバーレーンが追い付いて同点。後半11分にはキム・ミンジェのパスをイ・ガンインがペナルティーエリア外からミドルシュートを決めて勝ち越しに成功すると、さらに同24分には再びイ・ガンインが落ち着いて追加点を挙げた。

 最終的に3-1で勝利した韓国。記事では、「64年ぶりとなるアジア王者への挑戦、いよいよその旅が始まった」と伝えていた。

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