アザールがチェルシーと総額100億円の新契約に合意

スペシャル・ワンも絶賛するベルギーの至宝

 チェルシーのベルギー代表MFエディン・アザールは、クラブと5年間の新契約に合意したと、英大衆紙「ザ・サン」が報じた。
 新たにチェルシーと2020年まで契約を延長したアザールだが、驚くべきはその契約内容だった。5年間の総額5200万ポンド(約97億円)と、100億円規模の破格の契約を結んだのだ。年俸に換算すると約19億円となり、これはチェルシーにおいての現所属選手の最高給となる。
 破格の金額での合意に至ったベルギー代表MFに対し、ジョゼ・モウリーニョ監督は「彼の世代で最高峰のプレーヤーの1人」と先月のインタビューで賛辞を惜しまぬコメントを残していた。
 2017年まで契約が残っている中での新契約合意の裏には、チェルシーの背番号「10」の動向に目をつけているレアル・マドリードへのけん制の意図も含まれているという。チェルシーは、これでGKティボ・クルトワ、DFセサル・アスピリクエタ、MFオスカルに続き、4人目の契約延長に至った。
 今後もクラブの主力を担う若き才能たちの未来を確保することに成功したチェルシー。今季圧倒的な強さでプレミアリーグの首位を走る「スペシャル・ワン」率いるブルーズだが、未来への投資にも抜け目がないことを証明してみせている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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