「今夜はワタルがいなかった」 クロップ監督、遠藤航の“一番名指し”で喜び表現「何が言いたいかというと…」

リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】

リバプールはアーセナルに2-0で勝利、4回戦に駒を進める

 イングランド1部リバプールは現地時間1月7日、FAカップ3回戦でアーセナルと対戦し、2-0で勝利を収めた。優勝候補同士の対決で、日本代表MF遠藤航がアジアカップ、エジプト代表FWモハメド・サラーがアフリカ・ネーションズカップへの参加で不在となるなか、接戦を物にしたユルゲン・クロップ監督は遠藤の名前も持ち出し、主力欠場での勝利を喜んでいる。

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 リバプールは離脱した遠藤とサラーだけでなく、キャプテンのDFフィルジル・ファン・ダイクらが欠場した試合は、序盤からアーセナルの激しいハイプレスに苦しみ、幾度となく決定機を演出される展開に。それでも堪え続けたリバプールは後半35分に獲得したセットプレーの場面、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドのクロスがオウンゴールを誘発し、先制に成功。さらに同アディショナルタイム、パワープレーに出たアーセナルの裏を突くカウンターで、最後はFWルイス・ディアスが押し込んで、2-0で勝利した。

 クロップ監督の試合後のコメントをクラブ公式サイトが紹介。「今夜はワタル・エンドウがいなかった。ドミニク・ソボスライがいなかった。アンディー・ロバートソンがいなかった。チアゴ・アルカンタラがいなかった。ステファン・バイチェティッチがいなかった。ジョエル・マティプがいなかった。何が言いたいかというと、我々は彼らを欠いていたが、素晴らしいチームだということだ」と、主力勢が不在のなかで大一番を制したチームを称えた。

「誰か(名前を)忘れていたら、申し訳ない!でも、フットボールはこういうものさ。全員起用できる場合もあれば、そうでない時もある」と、絶対的エースのサラーの名をあえて出さなかったのか否かは不明だが、多くの欠場者がいるなかで、一番に遠藤の名を出したのは、それだけクロップ監督のなかで直近のパフォーマンスが印象深かったということなのかもしれない。

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