広島Lの中嶋淑乃が自身の今季リーグ初ゴールをマーク

　3シーズン目を迎える日本女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」第7節で、1月6日にサンフレッチェ広島レジーナ（広島L）はノジマステラ相模原とホームで対戦し2-1で勝利した。なでしこジャパン（サッカー女子日本代表）MF中嶋淑乃はこの試合で決勝弾を決めておりファンの称賛を浴びている。

　開幕を告げるWEリーグカップで始まった2023-24シーズン。アルビレックス新潟レディースとの決勝戦で、スコアレスドローからのPK戦となり広島Lが初のタイトルをゲットした。中嶋は直近まで行われていたアジア大会から帰還し、強行スケジュールのなか延長戦の終了間際までプレーした。

　その後開幕したリーグ戦ではここまでフル出場を続けており、チームの中心として活躍中。1月6日に迎えた相模原戦でもスタメンを飾ると、1点目の起点となるワンプレーを見せる。ボールを受けた中嶋がキレのあるダブルタッチで寄せてきた相手をかわす。その後、外に開いていたFW髙橋美夕紀が中嶋のパスを受け角度のない位置からゴールを狙った。ポストに当たったボールをMF上野真実が押し込んで先制に成功している。

　さらにその2分後、GK木稲瑠那のパントキックが前線につながると、オーバラップした中嶋がスルーパスを受ける。スピードを落とさないままドリブルで相手のペナルティーエリア内まで侵入し、ニア上へ華麗な一撃を決めて見せた。中嶋はこれが今季リーグ戦初ゴールとなっている。

　この活躍にファンも反応。「This is 淑乃」「素晴らしいスピード！」「完璧」「あの角度のシュートほんと上手」「日本の宝」といった称賛の声が上がっている。

　昨年中国の杭州で開催されたアジア大会でも、男子サッカー日本代表のドリブラー三笘薫（ブライトン）を彷彿とさせるプレーでファンを驚かせた。リーグ戦でも好調を維持する中嶋からは、今後も目が離せない。