現役Jリーガーも現地で感動 石川・星稜の試合で掲げられた震災への応援メッセージ「頑張れ!日本の絆 今こそ強く」【高校選手権】

加藤弘堅がSNSで呼びかけ(写真は東京V所属時のもの)【写真:Getty Images】
加藤弘堅がSNSで呼びかけ(写真は東京V所属時のもの)【写真:Getty Images】

長野MF加藤が試合前よりSNSで呼びかけ「是非星稜の応援をよろしくお願いします」

 第102回全国高校サッカー選手権大会の3回戦、1月2日に行われた星稜(石川)対市立船橋(千葉)の試合は1-4で市立船橋が勝利を収めた。星稜の地元・石川県では、1日に能登地方で最大震度7を観測する強い地震が発生。スタンドには震災により応援団の派遣が中止になった同校の応援に他校から友情応援に駆け付ける光景もあり、スタジアムで声援を贈ったJリーガーからも感動の声が届いている。

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 石川県能登地方では1日午後16時10分頃、同地域を中心とするマグニチュード7.6の大地震が発生。同地方では大津波警報が発令され、北海道、東北、九州の日本海側でも津波警報や津波注意報が発令される事態に見舞われた。地震発生から一夜明け、被害も報道も後を絶たない。

 この影響を受けて、市立船橋との試合が行われた県立柏の葉公園総合競技場に来場予定だった応援団の派遣が中止に。1日に星稜高校同窓会関東支部がX(旧ツイッター)上で発表した。

 また投稿にて「在関東の方で声援を送っていただける方おりましたら、是非来場いただき、選手たちに声援をお願いします」と呼びかけると、当日のスタンドには日大藤沢(神奈川)や同会場で第2試合を行う岡山学芸館(岡山)ら、他校の部員たちによる友情応援が鳴り響く。日大藤沢の部員たちは、地元茅ケ崎市の黄色いゴミを上半身に被り“星稜カラー”を示してピッチ上の選手たちへ声援を送った。

 この光景を現地で目の当たりにしたのが、市立船橋OBで現在はJ3のAC長野パルセイロでプレーするMF加藤弘堅だ。自身の公式Xで「明けましておめでとうございます。高校サッカー、市船-星稜の試合。市船を応援しないとは言えませんが 星稜側は震災の影響で応援が来れないそうです。高校最後の晴れ舞台、是非星稜の応援をよろしくお願いします。そしてこれ以上被害が広がらない事をお祈りします」と試合前に投稿している。

 試合後には現地スタンドで掲げられた「頑張れ!日本の絆 今こそ強く」と書かれた横断幕の写真などを添えて「市船-星稜 両チームこの難しい状況の中、素晴らしい試合をありがとうございました。日大藤沢サッカーの行動 市船野球部のメガホン配布 拡散をして下さった皆さんのお陰で 改めてスポーツの素晴らしさに感動しました。これ以上の被害が広がらない事お祈りします。がんばれ!日本の絆 今こそ強く」とメッセージを発信していた。

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