坂元が2ゴールの活躍で3-1の勝利に大きく貢献

　イングランド2部コベントリーのMF坂元達裕は、現地時間1月1日に行われたリーグ第26節ミドルズブラ戦にスタメンフル出場。2ゴールの活躍で3-1の勝利に大きく貢献した。現地も活躍ぶりを絶賛している。

　坂元は2023年1月にJ1セレッソ大阪からベルギー2部オーステンデへ期限付きで渡った。同年5月に完全移籍へ移行したが、チームは2部へ降格。同年夏に英2部コベントリーへと完全移籍した。現地メディアによると、移籍金は120万ポンド（約2億1600万円）とされている。

　23年11月25日のリーグ第17節ミルウォール戦で移籍後初ゴールを挙げると、徐々に出場時間も増加。同年12月23日の第23節サンダーランド戦で1ゴール、続くシェフィールド・ウェンズデイ戦で2得点の活躍を見せる。

　前節スウォンジー戦では無得点に終わったが、期待を背負って臨んだミドルズブラ戦で躍動。1点ビハインドの前半34分にコーナーキックの流れの混戦から、こぼれたボールを左足で叩いて同点に追い付く。

　さらに味方のゴールで2-1と勝ち越し迎えた後半24分、今度は味方の左からのクロスにヘディングで合わせた。勝利を決定付けるゴールを相手に見舞い、コベントリーは3-1でアウェ―戦をものにしている。

　直近リーグ戦4試合5得点と爆発している坂元。クラブ公式サイトではマーク・ロビンス監督のコメントを紹介し「タツの見事なフィニッシュで試合を振り出しに戻せた。1-1に追いついたことは本当に重要だった」と坂元の同点ゴールを評価した。

　また英公共放送「BBC」は「坂元が2得点を挙げ、ミドルズブラを下す。チームはチャンピオンシップで8位に浮上した」と報道。坂元について「日本人MFは好調なチームで、この日2度ネットを揺らし、直近4試合で5ゴールを記録」と、活躍ぶりを称えている。

　SNS上でも「本当に素晴らしい選手だ」「勢いとまらん」「めっちゃ決めるやん！」「絶好調」と称賛されており、今後の飛躍に注目が集まっていた。