イブラヒモビッチがミランでの“第3章”をスタート シニアアドバイザー就任で「これ以上ないほど楽しみ」
イブラヒモビッチが帰還に歓喜
イタリア・セリエAの名門ACミランは、クラブのレジェンドでもある元スウェーデン代表ズラタン・イブラヒモビッチが、クラブのシニアアドバイザーに就任したことを正式発表した。
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イブラヒモビッチは2010年夏にミランに加入すると、最初のシーズンでリーグ優勝の原動力に。2シーズン目はチームの優勝こそ逃したが得点王を獲得した。しかし、12年夏に財政状況が悪化していたミランはイブラヒモビッチらの主力を手放すことになり退団した。その後にビッグクラブでのプレーを続けたイブラヒモビッチは20年1月に不振に苦しむ古巣ミランへ復帰。多くの経験を積んだカリスマはプレーだけでなく若手を導く役割も果たし、21-22シーズンにはリーグ優勝を再び果たした。
膝の負傷とも戦ったキャリア最終盤を昨シーズン限りで終えたイブラヒモビッチは、即座にミランのフロント入りすることも噂に上がった。しかし、引退したばかりのイブラヒモビッチはサッカー界でそうした仕事をするための資格取得が間に合っていない状況で簡単には進まなかったと現地メディアでは報じられていた。
そうしたなかで、今回はミランのオーナーグループでもある米投資会社レッドバード・キャピタルとの契約でミランのシニアアドバイザーとしての契約になったとしている。イブラヒモビッチはミランを通じ、「ロッソネリへの愛情は尽きることがないし、有意義な形で彼らの未来に貢献できる機会は夢でしかない。このような機会に感謝する」とコメントしている。
そのうえで、ミランへのクラブ愛を「サッカー選手以外のキャリアの第1歩を踏み出すために、長い間懸命に考えてきた。レッドバードとACミランの一員として、この旅を始められることをこれ以上ないほど楽しみにしている。私と家族にとってこれはまさに故郷への帰還であり、選手としてのキャリアを終え、次の章をスタートさせる親愛なるクラブへの帰還だ」と話した。
イブラヒモビッチがクラブに戻ることは若手への好影響が期待される。ミランとイブラヒモビッチの“第3章”は、再び栄光に満ちたものになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)