天皇杯王者の“日本代表”選出…リーグ戦の価値は? カップ戦は実力測定に難…J1上位とのプレーオフ開催も一案か【コラム】

AFCクラブ競技会の出場枠について

※編集部注:AFCクラブ競技会の大会構造変更に伴い、2024-25シーズンより大会名や出場枠が以下のとおり変更となる。

■AFC主催大会名
【現行】2023-24シーズン
・AFCチャンピオンズリーグ(ACL)
・AFCカップ

【変更後】2024-25シーズン
・AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)
・AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)
・AFCチャレンジリーグ(ACGL)

■出場枠
【現行】2023-24シーズン
・AFCチャンピオンズリーグ(ACL) 本大会3枠、プレーオフ1枠

【変更後】2024-25シーズン
・AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)3枠
・AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)1枠

※現在、日本はAFCランキング東地区1位のため上記出場枠。2025-26シーズンの出場枠は、2023-24シーズン終了後にAFCランキングにより決定される。

■Jクラブの枠適用ルール
【現行】2023-24シーズン
1枠目(ACL) J1リーグ優勝クラブ
2枠目(ACL) 天皇杯優勝クラブ
3枠目(ACL) J1リーグ準優勝クラブ
4枠目(ACLプレーオフ) J1リーグ3位クラブ、または前年ACL優勝クラブ

【変更後】2024-25シーズン
1枠目(ACLE) J1リーグ優勝クラブ
2枠目(ACLE) 天皇杯優勝クラブ
3枠目(ACLE) J1リーグ準優勝クラブ
4枠目(ACL2) J1リーグ3位クラブ

【変更後】2024-25シーズン(ACL 2023-24でJクラブが優勝した場合)
1枠目(ACLE) ACL 2023-24優勝クラブ
2枠目(ACLE) J1リーグ優勝クラブ
3枠目(ACLE) 天皇杯優勝クラブ
4枠目(ACL2) J1リーグ準優勝クラブ

※1~4枠に入るクラブが重複した場合上位枠が優先され、空いた枠はJ1リーグにおける下位のクラブが繰り上がり出場する。天皇杯の準優勝クラブが繰り上がることはない。

(加部 究 / Kiwamu Kabe)



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加部 究

かべ・きわむ/1958年生まれ。大学卒業後、スポーツ新聞社に勤めるが86年メキシコW杯を観戦するために3年で退社。その後フリーランスのスポーツライターに転身し、W杯は7回現地取材した。育成年代にも造詣が深く、多くの指導者と親交が深い。指導者、選手ら約150人にロングインタビューを実施。長男は元Jリーガーの加部未蘭。最近選手主体のボトムアップ方式で部活に取り組む堀越高校サッカー部のノンフィクション『毎日の部活が高校生活一番の宝物』(竹書房)を上梓。『日本サッカー戦記~青銅の時代から新世紀へ』『サッカー通訳戦記』『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(いずれもカンゼン)、『大和魂のモダンサッカー』『サッカー移民』(ともに双葉社)、『祝祭』(小学館文庫)など著書多数。

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