「なんてシーン」 小野引退マッチ“異例の光景”を海外絶賛、敵味方の共鳴に熱視線「感動的だ」

現役ラストマッチを終えた小野伸二【写真:(C) mm】
現役ラストマッチを終えた小野伸二【写真:(C) mm】

両チームの選手が花道を作ったワンシーンに海外脚光

 北海道コンサドーレ札幌のMF小野伸二が、12月3日のリーグ最終節、浦和レッズ戦を最後に現役生活を引退した。スタメン出場から前半途中交代となったなか、ピッチ上で敵味方関係なく花道を作って“天才”を送り出した光景が話題に。海外メディアからも「感動的な別れ」と熱視線が送られている。

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 小野はプロキャリアをスタートさせた古巣・浦和との一戦でスタメン出場。キャプテンマークを巻き、浮き球をワンタッチで味方につなぐなど小野らしい技術を垣間見せ、前半22分までプレーした。交代時には両チーム選手やスタッフ、サポーターから万雷の拍手が送られるなかで、ピッチ上の光景が注目を浴びた。

 天才・小野を送り出すべく、ピッチ中央付近には札幌の選手たちだけでなく、浦和の選手たちも集まり、両チームが合同で花道を作り、タッチラインへ歩く小野を送り出した。花道は札幌MF荒野拓馬の呼びかけで実現したといい、試合後の会見で小野自身も「ああいう形で見送られるのは見たことがなかった」と、驚きを語った。

 日本サッカー界の功労者を送り出すべく、両チームの選手が花道を作ったワンシーンには、かつて小野がプレーしたオーストラリアのメディア「KEEP UP」も熱視線。「『唯一無二』の才能が感動的な別れでスタンディングオベーションを受けた」と伝えると、SNS上でアップされた映像に海外ファンからも「なんてシーン」「感動的だ」などと、敵味方が共鳴した場面に賛辞が寄せられていた。

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