「ドクターから聞いたところでは…」 浦和コーチ、中国MFのラフプレーで脳震盪疑いの髙橋に言及「頭に肘打ちを受けていた」

浦和でプレーする髙橋利樹【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】
浦和でプレーする髙橋利樹【写真:2023 Asian Football Confederation (AFC)】

ジャナスコーチはドクターから聞いた話として証言

 浦和レッズのラファル・ジャナスコーチは、11月29日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節、武漢三鎮(中国)戦で負傷交代したFW髙橋利樹について「ドクターから聞くところでは頭に肘打ちを受けていた」と話した。

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 浦和はFWブライアン・リンセンが獲得したPKをDFアレクサンダー・ショルツが決め、前半37分に先制した。その中で前半44分、中盤のルーズボールでバウンドしたボールをヘディングしようとした髙橋に対し、すれ違いざまに相手MFフー・チャオが右腕を髙橋の顔面に当てた。

 地面に倒れ込んだ髙橋は全く動かず、浦和の選手だけでなく相手選手からも担架を呼ぶアクションがあるなど浦和のメディカルスタッフがピッチに入り、そのまま担架で運び出された。サウジアラビア人レフェリーのマジェド・モハンメド・アルシャムラニ氏はイエローカードを提示したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入はなかった。

 この後すぐに試合はハーフタイムに入ったが、その間に髙橋は脳震盪の疑いがあることによる交代とアナウンスがあった。そして救急車で搬送されたものの、意識はあるという情報までが入っていた。

 この試合でベンチ入り停止処分だったマチェイ・スコルジャ監督の代理で試合の指揮を執り、試合後の記者会見も担当したジャナスコーチは髙橋の状態について「ドクターから聞いたところでは、すでに病院に行っている。今は落ち着いているが、検査を待っている。私はちょうどその場面を見ていないが、ドクターから聞くところでは頭に肘打ちを受けていた。まだ診断は出ていないが、脳震盪の疑いで行っている。利樹はタフな男なので、大丈夫であることを願いたい」と話した。

 頭部へのダメージだけに心配され、脳震盪と診断されれば国際サッカー連盟(FIFA)の規定により復帰プログラムを実施することになる。浦和は12月3日にリーグ戦の最終節で北海道コンサドーレ札幌と戦い、その後は6日にACLのグループ最終戦でハノイFC(ベトナム)とのアウェーゲーム、15日にはサウジアラビア開催のクラブワールドカップ(W杯)の初戦を迎える。

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