U-23アジア杯、カタールの暑さに不安? スタジアムの違いに中国メディア言及…冷房完備は「日本との初戦のみ」

中国メディアがU-23アジア杯開催地の暑さを懸念【写真:ロイター】
中国メディアがU-23アジア杯開催地の暑さを懸念【写真:ロイター】

カタールの4月後半の気候は30度を超える日も

 来春カタールで開催されるU-23アジアカップは、グループBに日本、韓国、アラブ首長国連邦(UAE)、そして中国が同居することになった。中国メディアは、カタールの気候について触れつつ懸念点を炙り出している。

 来年のパリ五輪出場権を懸けて行う同大会。グループリーグでは16チームが4チームずつ4組に分かれての総当たり戦だ。各グループ上位2位までが決勝トーナメントに駒を進め、大会上位3チームに入ればパリ五輪の出場権を獲得。4位はアフリカ地域代表チームとの大陸間プレーオフへ進出する。

 中国はB組内でFIFAランキング79位となっており、日本(同18位)や韓国(同24位)、UAE(同69位)と比較して順位で考えれば不利な立場だ。そうしたなか、中国ポータルサイト「捜狐」では試合の行われるカタールの気候について注目している。

 中国は現地時間2024年4月16日に、初戦で日本と対戦。19日に韓国戦、22日にUAEと戦うスケジュールだ。中国の試合のキックオフ時間はすべて16時となっているが、記事では「カタールの16時の気温はまだ高い」と指摘。「5月に40度を超える気温になる可能性が高いが、4月中旬から下旬にかけてもすでに30度を超えている」と厳しい環境下で行われる試合を想定している。

 さらに今回使用されるスタジアムについても「ユースの大会ということもあってか、組織委員会は冷房の効いたスタジアムを数か所しか用意しなかった」と、暑さ対策に苦言を呈した。今回大会で使われるのは、「アブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム」「ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム」「サウード・ビン・アブドゥッラフマーン・スタジアム」「ハリーファ国際スタジアム」の4か所となっている。

 そのうち、日本との初戦で使用されるジャシム・ビン・ハマド・スタジアムでは、スタジアム全体を冷やす空調システムが導入されており「試合はすべて中国時間21時のキックオフ。グループリーグでは日本との初戦のみ冷房完備のスタジアムで行われる」と同メディアも報じた。

 普段とは違った気候での戦いを危惧する中国。同条件で戦う日本、韓国、UAEとどんな戦いを繰り広げるだろうか。

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