レスターが3万枚の“ヴァーディ・マスク”を観客に配布 3戦出場停止のエースを異例サポート

エバートン戦のスタンドに広がった異様な光景

 レスター・シティのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディは、17日の敵地ストーク・シティ戦(2-2)で相手FWマメ・ディウフ相手に両足タックルを見舞ったとして一発退場を宣告され、3試合の出場停止処分を受けた。クラブ側は異議申し立てを行ったが判定は覆らず、26日の本拠地エバートン戦を欠場となった。チームは騒動の渦中となったエースをサポートするために、ヴァーディの顔をプリントした3万枚のマスクを作成し、観客に配布する異例のキャンペーンに出た。英公共放送「BBC」が報じている。

 キングパワー・スタジアムの客席には大量のヴァーディが登場した。客席から戦況を見守ったヴァーディ自身も、ヴァーディのお面を被っていた。31日の本拠地ウェストハム戦と、1月2日の敵地ミドルスブラ戦で出場停止となるストライカーへの支援を打ち出すキャンペーンだった。

「ヴァーディを失うことがどんなに難しいことなのか、言葉にできない。でも、マスクは見ていないんだ」

 クラウディオ・ラニエリ監督はエースを欠いて0-2で敗れたエバートン戦後、こう語った。ヴァーディは17日の敵地ストーク戦の前半28分に、猛プレッシャーをかけながら自陣に戻ったディウフに両足タックルを仕掛けてクレイグ・パウソン主審から一発退場を命じられた。だがこの時ヴァーディは、競り合っていた相手DFグレン・ジョンソンに押される格好で体勢を崩しており、クラブ側はこの判定についてイングランドサッカー協会に異議を申し立てたが、通らなかった。

 

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