韓国も警戒「対戦相手の指揮官に日本人」 タイ代表、石井正忠氏が監督就任「タイのサッカーに精通」

タイ代表監督の就任が報じられた石井正忠氏【写真:Getty Images】
タイ代表監督の就任が報じられた石井正忠氏【写真:Getty Images】

元日の国際親善試合では日本代表とも対戦予定

 タイサッカー協会(FAT)は11月22日、同国代表を率いていたアレシャンドレ・ペルキング監督の退任を発表。同国メディアは、新指揮官に日本人の石井正忠氏が就くと報じた。北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で対戦予定の韓国も、この話題に反応している。

 タイ代表は11月のアジア2次予選で1勝1敗(中国戦1-2/シンガポール戦3-1)の結果となった。22日、FATは公式サイトで「2021年9月からの2年間、タイ代表のレベル向上に貢献したペルキング氏の献身と努力に感謝の意を表します」と記し、退任の報告とこれまでペルキング氏が残した功績を称えている。

 同発表内では「後任として日本人の石井正忠氏を連れてくることで調整している」としていたなか、現地メディア「The Nation Thailand」は「タイ代表のチームマネージャーを務める実業家のヌアンパン・ラムサム氏が、フェイスブックへの投稿で『日本人の石井正忠氏と彼のコーチングスタッフを任命する決定に至った』と明かした」と報じており、正式に石井氏の就任が決まったようだ。

 この監督交代には、アジア2次予選で次回対戦予定の韓国も反応。韓国テレビ局「TV朝鮮」は「W杯予選、韓国の次の対戦相手タイの指揮官に日本人が就任」と報道し、「日本出身の石井監督はタイのサッカーに精通している」と、新たな指揮官に警戒を強めている。

 韓国とは来年3月に決戦を迎えるが、日本も24年1月1日にタイと国際親善試合を行う予定だ。これまで鹿島アントラーズや大宮アルディージャなども率いてきた石井監督。今年8月よりタイ代表のテクニカルディレクターに就いていたなかで、新たに指揮官として同国を率いる。新たな体制となったタイとの対戦に、各国が注目しているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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