リバプール遠藤は「控え兼ジョーカー」 今季内容を独メディア評価…巻き返しに期待「まだまだこれから」

リバプールの遠藤航【写真:ロイター】
リバプールの遠藤航【写真:ロイター】

リバプール移籍後、ELは初ゴールをマーク

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は今夏に移籍後、リーグ戦7試合に出場するも、バックアップの立場にとどまっている。ドイツのラジオ番組「SWR1」は、シュツットガルトを退団した選手の今季パフォーマンスチェックを行い、遠藤に関して「プレミアリーグでの冒険はまだまだこれから」と言及している。

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 今夏の移籍市場でリバプールに加入した遠藤だが、イングランドに馴染むのに時間を要しており、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフといった同じく新加入の選手たちとのポジション争いで後手を踏んでいる。

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)では4試合に出場して1得点と移籍後初ゴールも挙げたが、リーグ戦7試合(うち先発2回)は出場してプレー時間は計208分にとどまり、リーグカップでも2試合0得点の成績となっている。

 ドイツのラジオ番組「SWR1」は、今季シュツットガルトから移籍した選手の活躍をチェック。そのなかで、遠藤は「クロップ監督の下、これまで控え兼ジョーカー」と位置づけられている。

「財政力のあるプレミアリーグへの移籍の中でも、VfB(シュツットガルト)ファンが最も悲しんだのはキャプテン遠藤の退団だろう。2019年夏にベルギーから加入した遠藤は、VfBでの最初のシーズンですぐにブンデスリーガ再昇格を祝った。21年から23年まで、この自信に満ちた日本人はチームのキャプテンを務め、2021-22シーズン最終節ケルン戦のロスタイムに決めたゴールで、VfBにとって不滅の選手となった」

 記事では、リバプール移籍後に出場機会を得るのに苦しんでいる遠藤に関して、「2023年8月、リバプールは2000~2500万ユーロ(約32億5000万円~約40億6000万円)で遠藤の権利を獲得。クロップ監督が見守るなか、遠藤はワイルドカード的な役割を担っている。これまでリーグ戦7試合に出場し、ゴールもアシストも記録していない。とはいえ、遠藤はヨーロッパリーグのトゥールーズ戦、レッズの一員としてすでにゴールを決めている。この元VfB主将のプレミアリーグでの冒険は、まだまだこれからだ」と、巻き返しに期待を寄せていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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