上田綺世、フェイエノールトで直面の“新たな壁”「僕にないものが求められることも」
新チームへ移籍して約3か月が経過…クラブ公式インタビューに登場
日本代表FW上田綺世は、オランダ1部フェイエノールトに加入して約3か月が過ぎた。現地時間11月7日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節ラツィオ(イタリア)戦で途中出場したなかで、クラブの公式インタビューに登場し、オランダでの成長について語っている。
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ラツィオ戦ではベンチスタートとなった上田は1点を追う後半36分から途中出場。同アディショナルタイム7分、セットプレーからの2次攻撃でFWアリレザ・ジャハンバクシュからの右クロスに対してゴール前で反応した上田は、相手の背後からかぶさるようにジャンプしてヘディングシュートを見舞った。渾身のヘッドはGKイバン・プロベデルの好守に阻まれ惜しくも同点弾とならずも、跳躍力が注目されるなど、試合では印象的なプレーを残している。
ここまでフェイエノールトではリーグ8試合に出場して1ゴール。CLには3試合出場して、10月4日のグループステージ第2節アトレティコ・マドリード(スペイン)戦ではオウンゴールを誘発する活躍を見せた。徐々にフィットしてきているなかで、上田はチームメイトとのコミュニケーションは「多少の受け答えはできるので、会話やボディーランゲージ、英語の勉強も継続的にしている」と、問題ないよう。クラブ公式のインタビュー内で新チームにも馴染めていることを明かした。
現在は途中出場が多く、先発でのプレー時間はなかなか確保できていない。それでも、強豪でプレーすることで得たことも多い。
「ボールを持つ時間も長いし、いろんな引き出し、選択肢を持ったプレーを求められる印象がある。何かに特化したプレーも大事だけど、いろんなことができるというプレーのレパートリーを増やしていかないとプレーするのは厳しい。いろんなことを求められるし、今までプレーしてこなかったこと、セルクル(・ブルージュ)でもそうでしたけど、チームが変わって僕にないものが求められることも多くある。そういうところにトライできるのは選手としても成長できる」
これまでとは違う経験を重ねるなかで選手としての成長を遂げている上田。「出場時間を勝ち取ることと、チームが今後勝ち取る結果に対して自分が大きく貢献できることが目標」と、さらなるステップアップを誓っていた。