アーセナル監督が怒り「ここで起きたことは恥」 VAR判定に不満爆発「どうしてあのゴールが認められたのか」

アーセナルのミケル・アルテタ監督【写真:ロイター】
アーセナルのミケル・アルテタ監督【写真:ロイター】

冨安が先発出場したアーセナルはニューカッスルに敗れた

 日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは現地時間11月4日に行われたプレミアリーグ第11節ニューカッスル戦に0-1で敗れ、今季リーグ戦での初黒星を喫した。ミケル・アルテタ監督は試合後、ニューカッスルの得点は認められるべきものではなかったと判定に対して不満を吐き出していた。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

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 冨安も先発フル出場を果たしたこの一戦。前半にスコアは動かなかったが、後半19分についに均衡が破れた。

 ニューカッスルは最終ラインからのロングパス一本でFWジョエリントンが抜け出し、ボールを受けたMFジェイコブ・マーフィーがエリア内右からシュート。これは枠を捉えきれずに左サイドへ流れたが、全力疾走で追いかけたMFジョー・ウィロックがゴールラインでボールをギリギリで止め、ゴール前へ折り返した。ファーサイドのジョエリントンが頭で折り返し、最後はFWアンソニー・ゴードンが押し込んだ。

 この場面ではウィロックが拾ったボールがラインを割っていたかどうか、ジョエリントンが頭で折り返した際に競り合ったDFガブリエウ・マガリャンイスに対してファールがあったかどうか、そして得点を決めたゴードンがオフサイドポジションにいたかどうかという3つのポイントが得点に関与していたがが、VARチェックの末にゴールが認められた。

 しかし、この判定は受け入れられないとアルテタ監督は試合後のテレビインタビューで怒りをあらわにしていた。

「ここで起きたことは恥だ。世界最高と言われるこのプレミアリーグでどうしてあのゴールが認められたのか。私はこの国に20年いるが、恥ずかしいよ。本当に信じられないことで、あまりにも多くの問題がある。我々は信じられないようなことに取り組み続け、より高いレベルに辿り着こうとしている。この結果はこのリーグが持つべきレベルには到底及ばないものだ。全くもって不十分だ」

 アルテタ監督は「選手たちのプレーや戦い方を称賛する」と選手のパフォーマンスを高く評価したが、やはり黒星がついたことは受け入れられない様子で「様々な理由があり、この結果はあってはならない。今日の試合により勝ちたいと思っていたのはアーセナルだろう」と不満をぶちまけていた。

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