ソシエダはバルサに惜敗

　スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間11月4日、ラ・リーガ第12節FCバルセロナ戦で後半アディショナルタイムに失点して0-1で敗れた。日本代表MF久保建英はフル出場を果たして、好調ぶりを発揮。“古巣”相手にドリブルで切り裂くなど、活躍を見せた。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は寸評で久保のプレーについて「起点で多くのことを生み出した」と評価した。

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　前半10分、自陣でボールを奪い返したソシエダは右サイドの久保へパスが渡る。受け取った瞬間、久保は加速。一瞬で相手のスペイン代表MFガビを抜き去る華麗なドリブルを披露した。同16分には右足でのシュートを放つもこれはGKがセーブ。同32分には1対1での仕掛けなど高パフォーマンスを見せた。

　0-0のまま試合は進んだものの、後半アディショナルタイムにバルセロナのDFロナルド・アラウホに先制点を決められ、0-1で敗れた。前節も終了間際に失点を喫してドローに終わったソシエダにとっては、2節連続で悔しい結果となった。

　それでも、久保のプレーには称賛が寄せられている。バルセロナ贔屓で知られる「ムンド・デポルティーボ」は試合の寸評で「彼はプレーの起点で多くのことを生み出した。だが、アドバンテージを持ってエリア内に到達することができなかった。テア・シュテーゲンは最高のアクションで彼を追い出した」と、バルサの守護神の神セーブによって防がれてしまったものの、久保が攻撃を作り出していたと称賛していた。