GKで緊急出場 34歳ベテランDFの華麗なクロス対応を日本代表OB絶賛 「勇気がいると思います」

大岩一貴が急遽GKで出場【写真:Getty Images】
大岩一貴が急遽GKで出場【写真:Getty Images】

大岩一貴が急遽GKでプレー

 湘南ベルマーレは10月28日、J1リーグ第31節でヴィッセル神戸と対戦し、1-1で引き分けた。この試合では、DF大岩一貴が後半アディショナルタイムにGKを務める緊急事態が発生した。

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 現在34歳の大岩は2012年にジェフユナイテッド千葉でプロデビューを果たすと、16年にベガルタ仙台へ完全移籍。4シーズンプレーしたあと、湘南に加入した。

 大岩は神戸戦に3バックの一角としてスタメン出場。チームは前半11分、FW大橋祐紀が先制ゴールを奪い、首位相手にリードの展開を作った。しかし、後半8分にFW大迫勇也にPKを決められ、同点に追い付かれてしまう。

 そして1-1で迎えた後半アディショナルタイム、5枚の交代枠を使い切っていたなかでGK富居大樹が負傷交代でピッチをあとに。GKを任されたのが大岩だった。残り短い時間だったが大岩がゴールマウスを守り、1-1でタイムアップ。首位の神戸を相手に最後まで粘り強く戦った。

 そんななか、Jリーグ公式X(旧ツイッター)では大岩のクロスに対応したワンシーンを公開。コメント欄では「未経験のポジションで前に出る勇気」「この試合で一番面白かった」「ちょいと前に出て捕る感じたまらん」など、称賛のコメントが寄せられた。

 また、スポーツチャンネル「DAZN」でこの試合の解説を務めた元日本代表MF水沼貴史氏も「たぶん、出れないですよ。本当にクロスに対しては。本当に勇気がいると思いますよ、大岩にとっても」と大岩を評価していた。

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