レアルMFベリンガム、英雄ラウール超え 驚異的ペースで得点量産…「伝説級」スタッツに現地注目
「エル・クラシコ」で2ゴール、今夏のレアル加入後からハイペースで得点量産
スペイン1部レアル・マドリードのイングランド代表MFジュード・ベリンガムは現地時間10月28日に行われたラ・リーガ第11節のFCバルセロナ戦で2得点を挙げ、自身初の「エル・クラシコ」で勝利の立役者となった。レアル加入後13試合で13得点(3アシスト)と驚異的なペースで得点を重ねており、これはクラブの歴史に名を刻むレジェンドのストライカーたちと肩を並べるスタッツだと注目を浴びている。スペイン紙「AS」が報じた。
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ベリンガムは今夏にドイツ1部ボルシア・ドルトムントから新加入。すぐに定位置を掴むと、トップ下の位置から積極的にゴール前に顔を出して得点を量産している。ラ・リーガでは開幕4戦連発(5得点)を含む10試合で10得点。UEFAチャンピオンズリーグでは3試合連続の3得点をマークしている。
「AS」紙によれば、加入から13試合で13得点という記録は、通算450ゴールでクラブ歴代最多得点記録を保持するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)、そして通算308得点のFWアルフレッド・ディ・ステファノ氏と並ぶクラブ最多タイ記録だという。ベリンガムはMFながら、元ハンガリー代表FWフェレンツ・プスカシュ氏(11得点)や元スペイン代表FWラウール・ゴンザレス(7得点)といった伝説的なストライカーたちを上回る規格外の得点力を発揮している。
バルセロナ相手にも見せたようなロングレンジのシュートはもちろん、ヘディングやクロスに点で合わせる形など多彩なゴールパターンを持っていることもベリンガムの特長だ。AS紙はクラシコでの2得点について「1-1とするゴールは(フェデ・)バルベルデ、2-1のゴールはラウールのようだった」と伝えている。
「レアル・マドリードのすべてはジュード・ベリンガムを中心に回っている」とまで言われるほど絶大な影響力を持つベリンガム。求められているのは得点だけではないはずだが、絶対的エースだったFWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)を失い、純粋な9番タイプの選手が少ないレアルで得点数をどこまで伸ばしていくのか注目だ。