「クボにとって非常に有利な条件」 レアルと久保の“もう1つの契約条項”に現地注目「将来の鍵を握るのは…」

レアル・ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】
レアル・ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】

古巣レアルの再獲得が騒がれている久保

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、今季ラ・リーガを席巻するパフォーマンスを披露しており、古巣レアル・マドリードの再獲得がスペインで盛んに報じられている。そんななか、スペインメディアでは「クボの将来の鍵を握るのは年俸だ」と見出しを打ち、レアルが久保を放出する際に取り決めた年俸の契約条項について説明している。

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 リーグ戦開幕から10試合に出場し5ゴールを決めている久保は、レアルのMFジュード・ベリンガム、FCバルセロナのFWロベルト・レバンドフスキら錚々たる面々を差し置き、9月の月間最優秀選手に選出された。一方、世代交代の若返りを進めているレアルは、当時から大幅に得点力が向上した久保に対し、再獲得を熱望しているとスペイン国内でこぞって報じられている状況にある。

 そんななか、スペインメディア「RELEVO」は「クボの将来の鍵を握るのは年俸だ」と見出しを打ち、「2年前、レアルは彼を放出する際に取り決めた契約上の2項目のおかげで、ほかのクラブよりも有利な立場で彼を獲得することができる。そして、そのうちの1項目はこれまで知られてはいなかった」と取り上げている。

 レアルは契約の際、久保が将来的に売却される場合の専売権、および移籍金50%のキャピタルゲインを得る権利を保持しており、最大3000万ユーロ(約47億円)の支払いで久保の再獲得が可能であることはこれまでも伝えられてきた。これに加え、記事では「レアルがほかのクラブよりも一歩リードしている鍵と言えるのは、クボの年俸の優先交渉権だ」と、その条件内容を説明している。

「仮にソシエダが5000万ユーロ(約79億円)のオファーを受け、そのチームが1シーズンあたり500万ユーロ(約7億9000万円)の年棒を選手に提示した場合、レアルは3000万ユーロをソシエダに支払い、年棒はそのチームと同額の金額を提示すればよいことになる。これはクボにとって非常に有利な条件になる。プレミアリーグのクラブからは、年俸が大幅にアップするオファーがいくつか届くだろう」

 レアルにとっては、ほかのビッグクラブから巨額のオファーが届いたとしても、同額の年俸さえ提示すれば、移籍金はその半分程度で済ませることができるうえに、おのずと久保も高額な年俸を約束されることになる。逆に言えば、ほかのビッグクラブがレアルを敬遠するためには、移籍金ではなく、年棒の金額でレアルを尻込みさせる必要が出てくる。早ければ数か月後の来年1月には久保の争奪戦が勃発することになるが、どのような展開となるのか見ものだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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