“スピードスター”永井がFC東京に完全移籍 「名古屋で過ごした時間は何物にも代えがたい財産」

名古屋が公式サイトで発表 今季31試合7得点をマーク

 今季クラブ創設以来初のJ2降格となった名古屋グランパスは19日、元日本代表FW永井謙佑がFC東京へ完全移籍すると発表した。

 圧倒的なスピードを武器とする永井は、福岡大から2011年に名古屋に加入。1年目からスーパーサブとして重宝され、27試合3得点の成績を収めた。翌年は主力として活躍しリーグ戦で10得点、夏にはロンドン五輪代表の一員としてベスト4進出に貢献。その活躍を受けて13年1月にベルギーのスタンダール・リエージュに完全移籍を果たすものの、思うように出場機会を得られず、同年8月に名古屋へ期限付き移籍で復帰した。

 その後は4シーズンにわたって名古屋のユニホームを身にまとい奮闘。持ち前のスピードを武器に今季も31試合7得点の成績を収めたが、チームを降格の危機から救うことはできなかった。

 自身初の国内移籍に際して、クラブ公式サイトで名古屋サポーターに向けて感謝のメッセージを送っている。

「名古屋グランパスのファン・サポーターの皆さんをはじめとして、パートナー、スタッフなどクラブに関わる方々には、6年間本当にお世話になりました。プロサッカー選手としての人生を名古屋グランパスという素晴らしいクラブでスタートできたことを何より嬉しく思っていますし、名古屋グランパスで過ごした時間は僕にとって何物にも代えがたい財産になりました。今シーズンをもってクラブを離れることになりますが、名古屋グランパスに所属していたということを誇りに感じながら、今後もプロとして歩んでいきたいと思います。6年間本当にありがとうございました」

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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