「森保さん、困るだろうね」 内田篤人氏、森保ジャパン“中盤活用法”に持論「うしろ1枚削って…」

タレント豊富な中盤の活用法に注目【写真:徳原隆元】
タレント豊富な中盤の活用法に注目【写真:徳原隆元】

タレント豊富な中盤の活用法に注目

 元日本代表DF内田篤人氏と元日本代表DF安田理大氏が、スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」内で、日本代表のトップ下のポジション争いの激しさについてコメントした。

 番組では、スペイン1部レアル・ソシエダのMF久保建英とイタリア1部ラツィオのMF鎌田大地の直近の試合映像を振り返り、今後の日本代表でトップ下のポジション争いを繰り広げる可能性があるとした。すると、安田氏は「この間の代表戦では南野拓実が選ばれて、拓実もトップ下をやるし、誰が調子がいいかとかで選ばれるんじゃないですか?」と、ほかにも候補になる選手がいると指摘。内田氏も「田中碧くんも2シャドーを務めたらグッと前に出てこれる」と言うと、安田氏は「守田(英正)も前に出てこれるし、旗手怜央もできる」と、日本代表の2列目の選手の充実ぶりに言及した。

 内田氏は「森保さんが、困るだろうね」と、選択肢が多過ぎると言うと、安田氏は「だって、堂安(律)もチームではトップ下ですよね?」と、ガンバ大阪ユースの後輩も、トップ下を務めることができる選手として名前を挙げた。

 そこから話はトップ下論となり、内田氏は「シャルケの時のラウール(・ゴンザレス)は凄かった。走るし、技術もそうだし、狭いスペースでうまくやる」と言うと、安田氏は「9番よりの10番だよね」と、スペイン1部レアル・マドリードやスペイン代表でもFWとして活躍した名手について語った。

 かつてはトップ下といえば、想像性あふれる攻撃を組み立てる選手が一般的だった。だが、2人は現在のトップ下は変わってきたと言う。安田氏は「(今は)いろんな役割ができないといけない。トップ下はあまり動かずにボールが来たら魅せるっていう感じでしたけど、今はハードワークができないと務まらない」と言うと、内田氏も「戦術が進化していますからね」と同意した。

 今後、日本代表でどんな選手がトップ下で起用されるかが注目されるが、内田氏は「中盤にこれだけいたら、うしろ(DF)を1枚削って、中盤を5枚とか、6枚とか、そういうこともできちゃうじゃないですか。いろんなタイプがいますからね」と、選手の選択肢が充実しているからこそ、現在メインになっている4バックではないシステムが試される可能性があることも指摘した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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