「トーレスが憑依した」 リバプールFW、超絶突破→衝撃ミスに英驚き…無人ゴールでまさかの“悲劇”

リバプールのダルウィン・ヌニェス【写真:ロイター】
リバプールのダルウィン・ヌニェス【写真:ロイター】

リバプールはトゥールーズに5-1の圧勝 ヌニェスが痛恨の決定機逸

 イングランド1部リバプールは現地時間10月26日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節でフランス1部トゥールーズと対戦し、5-1の快勝を収めた。ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスはゴールを奪う活躍を披露した一方、無人のゴールを決め損ねる衝撃の決定機逸も見せた。英紙は「ヌニェスが無人ゴールを外し、ELの舞台でフェルナンド・トーレスが憑依した」と見出しを打って取り上げている。

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 前半9分にFWディオゴ・ジョタのゴールで幸先良く先制するも、同16分に同点とされる。それでも同30分にMF遠藤航が移籍後初ゴールとなるヘディング弾を叩き込み勝ち越すと、2-1で迎えた同34分、ペナルティーエリア左でボールを受けたヌニェスが強烈な左足のシュートを叩き込み、リードを広げた一方、後半20分には驚きの決定機逸を犯した。

 スルーパスに抜け出したヌニェスが相手DFとの1対1の場面を鋭いダブルタッチで抜き去り、相手GKもシュートフェイントで軽やかにかわす圧巻のプレーを披露。あとは無人のゴールに流し込むだけだったが、ここで気が抜けてしまったのか、シュートをゴール右のポストに直撃させてしまう。まさかの決定機逸に、ピッチに膝をついて頭を抱えるヌニェスだったが、跳ね返ったボールを拾ったフラーフェンベルフが押し込んで、なんとか得点につながった。

 シュート直前までは度肝を抜く完璧なドリブル突破だったものの、無人のゴールに流し込むだけの作業で凡ミスを犯したヌニェスに対し、英紙「デイリー・スター」は「ヌニェスが無人ゴールを外し、ELの舞台でフェルナンド・トーレスが憑依した」と見出しを打ち、「不気味な形でリバプールの英雄トーレスを思い出させた」と取り上げている。

 かつてリバプールで絶対的エースを務めたFWフェルナンド・トーレス氏も、ワールドクラスの突破やゴールを披露しながらも、最も簡単なゴールを外しがちな傾向のあったストライカーだった。トーレスにおいてはとりわけチェルシーに移籍してからそういった場面が目立っていたが、ヌニェスに関しても似通った雰囲気が漂っているのは否めない。それでも、ここぞという時に決める勝負強さも同様に備えており、サポーターはヌニェスの姿を見て、どこか懐かしさを覚えているかもしれない。

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