冨安は「チェルシーの供給ラインをストップ」 アーセナル左SBの守備の差に現地注目…ジンチェンコは「1対1に苦しんでいた」

アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:Getty Images】

後半45分の冨安のパフォーマンスを絶賛

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間10月21日のプレミアリーグ第9節チェルシー戦(2-2)で後半から途中出場。左サイドバック(SB)に入り、堅実な守備で貢献した。現地メディアも「チェルシーの供給ラインを止めた」とパフォーマンスを絶賛した。

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 アーセナルは前半15分にDFウィリアム・サリバのハンドで献上したPKをMFコール・パルマーに決められてリードを許すと、さらに後半3分にFWミハイロ・ムドリクのゴールで点差を2点に広げられた。

 しかし、同32分に相手のビルドアップのミスをついたMFデクラン・ライスのミドルシュートで1点を返すと、その7分後に右からのクロスをFWレアンドロ・トロサールが押し込んで同点に。劣勢の状況から巻き返し、敵地でのダービーで勝ち点「1」をもぎ取った。
 
 ベンチスタートだった冨安はDFオレクサンドル・ジンチェンコとの交代で後半頭から出場し、左SBを務めた。前半はジンチェンコのサイドから攻め込まれるシーンも多かったこともあり、ミケル・アルテタ監督は早めにカードを切った。そして、冨安はその期待に応え、好調FWラヒーム・スターリングの突破を抑えるなど堅実な守備を披露した。

 英メディア「フットボール・ロンドン」の選手採点で冨安はライスと並ぶチームトップタイの「7点」がつけられた。

 先発のジンチェンコが「4点」と低評価で「スターリングとの1対1に苦しんでいた」と評された一方で、冨安は対照的に「的確な1対1での守備でチェルシーの供給ラインを止めた」と対人での守備力を絶賛された。また、「セットプレーの空中戦では脅威を与えていた」と高さを生かした空中戦の強さも高評価だった。

 後半からの途中起用が続く冨安だが、守備に安定感をもたらすパフォーマンスで着実にアピールを続けている。

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