神戸GK前川、代表で怪我→離脱も鹿島戦出場 高パフォーマンス披露「100%でできるという自信があった」

神戸の前川黛也【写真:徳原隆元】
神戸の前川黛也【写真:徳原隆元】

鹿島戦を視察に来た森保監督も前川について語る

 10月シリーズの日本代表に招集されていたが、代表の練習中に負傷して離脱していたヴィッセル神戸のGK前川黛也は、10月21日に行われたJ1リーグ第30節の鹿島アントラーズ戦に先発出場し、3-1の勝利に貢献した。

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 試合後、日本代表の森保一監督は「そこはホッとしましたし、良かったと思います」と安堵の表情を見せ、「日本代表に招集させていただいて、怪我で選手を所属クラブにお返しするのは本意ではありません。そういった意味では申し訳ないという思いでいました。痛みはあると思いますが、そのなかでもリーグ戦に戦力として出られたことは本当に良かったと思います。代表に招集して、日本のために戦うことで、怪我のリスクなどなども覚悟していると思いますが、神戸が優勝争いしているなかで、所属クラブの試合に出られなくなることは彼にとっても残念なことになると思いますので、それが現実にならなくて良かったです」と、怪我からの復帰を喜んだ。

 この日、前川はテーピングも巻かずにプレーをしていたが、「先日はちょっと不安というかもあったので、より悪くなるリスクを冒さないためにケアをして巻いていました。でも、今日の試合ではそういうものもしなくて良い状態まで持ってくることができました」と、代表離脱後には、食事の内容や寝る時にも手に何か起きないようにケアをしていたことが奏功したと語った。

 ハイボールをしっかり収める姿も見られたが「ピッチに入れば、ハイにもなりますし、僕自身も恐怖心はほぼない人間なので。そういう状況でも飛び込めるのは、自分の良さだと思います。100%でできなければ、僕自身は貢献ができない。100%でできるという自信があったのでピッチに立ちました」と、心配無用だと胸を張った。

 頼れる守護神が戦えることは、初のリーグ優勝に向かうチームにとっても大きなことだ。「チームの3連勝にも貢献できたところはあると思いますが、次の湘南もすごく強い相手です。やっぱり僕たちはまだまだ優勝というところには、手がかかっていると思っていませんし、しっかりチャレンジャーとしての気持ちを持って頑張りたい」と、残り試合が少なくなるなかでも、あくまで挑戦者であることを強調した。

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