リバプール遠藤に「名誉挽回のチャンス」 クラブ専門メディアが考察、プレミア次節&ELは「正しさを証明する7日間」

遠藤航は加入後、リーグ戦1試合のスタメン出場に留まっている【写真:ロイター】
遠藤航は加入後、リーグ戦1試合のスタメン出場に留まっている【写真:ロイター】

第9節エバートン戦、ELグループリーグ・トゥールーズ戦で出場なるか

 イングランド1部リバプールは10月21日、プレミアリーグ第9節でエバートンと対戦する。今夏チームに加入した日本代表MF遠藤航は、ここまで限定的な時間の出場となっているなか、クラブ専門メディアは「名誉挽回のチャンス」とこの試合に脚光を当てている。

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 プレミアリーグは代表活動による中断期間を経て、2週間ぶりに再開予定。現在4位につけるリバプールはホームに16位のエバートンを迎える。今夏にドイツ1部シュツットガルトからリバプールに加入した遠藤は、リーグ戦でスタメン出場1回のみ。まだ絶対的な戦力とは捉えられていない。

 守備のアンカーポジションを得意とする遠藤だが、現在はそのポジションにアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが入りプレーしている。ただ、アンカーが本職ではないマック・アリスターが苦戦するシーンもあり、今後の遠藤の成長にも期待が懸かっているようだ。

 リバプール専門メディア「liverpool.com」は「アリソン・ベッカー、アレクシス・マック・アリスター、ルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェスの4人は、南半球からの長旅の影響を感じているかもしれない」と、代表戦で駆り出され長距離を移動した選手の疲労を懸念。なかでもマック・アリスターについては「クロップにとって頭痛の種」だとし、9月の代表ウィーク明けに調子を落とした経緯に触れつつ「マック・アリスターが準備できていないのであれば、選択肢は豊富ではない」と遠藤にも出番が回ってくる可能性を挙げている。

 ユルゲン・クロップ監督は、遠藤に対し元々中盤の底の“即戦力”としての期待を話していたが、現状は「マック・アリスターを好んでいるのは明らかだ」と同メディアは考察。それでも先述の理由から、「遠藤には次節で名誉挽回のチャンスが巡ってくるかもしれない。マック・アリスターが先発の最有力候補だが、元シュツットガルトのMFはどこかで起用される可能性が高い」とエバートン戦でパフォーマンスを示す場が与えられると予想した。

 また、リバプールは26日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグでトゥールーズとの一戦も控える。記事ではクロップ監督が遠藤を今後どう扱うかによって、「中盤の再構築の方向性を示すことになるだろう」としている。

 エバートン戦、トゥールーズ戦を含め「遠藤にとって正しさを証明する7日間」と称された期間内に、遠藤は指揮官に真価を示すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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