「日本は史上最高のチーム」の海外報道に韓国注目 「“ジョーク”ながらいいプレーを見せてきた」

日本は直近6連勝で11月以降の大会に挑む【写真:徳原隆元】
日本は直近6連勝で11月以降の大会に挑む【写真:徳原隆元】

英紙「デイリー・スター」が海外の声を報道したのが発端

 森保監督率いる日本代表は、10月17日に行われたキリンチャレンジのチュニジア戦で2-0と勝利を収め、10月シリーズで2連勝を飾った。13日のカナダ戦(4-1)に勝利後、英紙「デイリー・スター」は「ファンは日本が密かに“地球上最高”のチームになっていることに気がついている」と報じたが、韓国メディアがこれに反応している。

 日本は国内でのテストマッチとなった10月シリーズで2連勝。10月13日の初戦カナダ代表戦では、体調不良で招集辞退となったMF三笘薫(ブライトン)やこの試合で温存されたMF久保建英(レアル・ソシエダ)が不在となったなかでも、MF田中碧(デュッセルドルフ)の2ゴールなどで4-1と快勝した。

 続くチュニジア戦でも序盤から勢いを見せつけたなか前半43分、MF旗手怜央(セルティック)のラストパスが相手に当たって流れたボールをFW古橋亨梧(セルティック)が冷静に沈めて先制。後半24分には、久保が緩急をつけたドリブルで縦に突破し、マイナスのクロスを送ったところにMF伊東純也(スタッド・ランス)が加点し、2-0の勝利を飾った。

 チュニジア戦前まで5試合で22得点5失点と申し分ない内容で勝利を重ねた日本に関して、「デイリー・スター」紙は「ファンは日本が密かに“地球上最高”のチームになっていることに気がついている」と見出しを打って特集。あるファンアカウントによる「日本が史上最高のチームになっていることを見逃していた」というX(旧ツイッター)での投稿をきっかけに、「両サイドに三笘と久保がいるなんて、ウイングに2億ポンド(約365億円)をかけたうちのクラブよりいい」「テクニックに優れた選手がいる。2026年のW杯チャンピオンだ」などと日本を称賛するコメントが増えていることが取り上げられていた。

 そのなかで、韓国メディア「マイデイリー」は「日本が9月にドイツを4-1で破ったのは衝撃そのものだった。思いもよらない大敗を喫したドイツは、(ハンジ・フリック)代表監督をすぐさま更迭。それだけ衝撃が大きかったという話だ。さらに、9月12日に行われたトルコ戦でも、アウェーの日本は4-2で勝利を収めた。日本に敗れたトルコは1週間後、シュテファン・クンツ代表監督を更迭した。そして10月13日のカナダ戦でも4-1で勝利。5試合で計22ゴールという恐ろしい得点力を誇示した」と、9月以降の日本の戦いぶりについて言及。そのうえで、海外ファンの声にも反応している。

「快勝する日本を見て、プレミアリーグのファンたちは『日本が密かに地球上最高のチームだ』とジョークを言っているというのが英紙『デイリー・スター』の報道だ。ジョークながら、日本はW杯でドイツを破るなどこれまでいいプレーを見せてきた。優れた成績の陰では、才能を持った選手が多く輩出されているからだ。また、ジョークではあるが、プレミアリーグのあるファンは『日本代表は私が長い間見てきたなかでも最も強靭な選手を揃えている。2026年のW杯チャンピオンだ』と褒め称えている」

 日本は来年1月にアジアカップを控えており、アジア王者に返り咲くことになれば、世界からの注目度もさらに高まりそうだ。

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