森保一監督が「名将になった」 日本の“脱アジア→世界レベル”に中国脱帽「W杯優勝は口先だけではない」

日本代表を率いる森保監督【写真:徳原隆元】
日本代表を率いる森保監督【写真:徳原隆元】

日本代表が国際Aマッチ6連勝を達成、世界と伍する戦いぶりに注目

 森保一監督率いる日本代表は、10月17日の国際親善試合・チュニジア代表戦で2-0の勝利を収めた。中国メディアは、国際Aマッチ6連勝を飾った森保ジャパンに注目。第2次政権発足後、右肩上がりに成長曲線を描き、アジアレベルを超越するような実力を備えた姿に対し「ワールドカップ(W杯)優勝という夢が口先だけではない」と称えている。

 日本は国内でのテストマッチとなった10月シリーズで2連勝。初戦のカナダ代表戦では、体調不良で招集辞退となったMF三笘薫(ブライトン)やこの試合で温存されたMF久保建英(レアル・ソシエダ)が不在となったなかでも、MF田中碧(デュッセルドルフ)の2ゴールなどで4-1と快勝した。

 続くチュニジア戦でも序盤から勢いを見せつけたなか前半43分、MF旗手怜央のラストパスが相手に当たって流れたボールをFW古橋亨梧が冷静に沈めて先制。後半24分には、久保が緩急をつけたドリブルで縦に突破し、マイナスのクロスを送ったところにMF伊東純也が加点し、2-0勝利を飾った。

 日本は6月シリーズ初戦のエルサルバドル戦(6-0)から国際Aマッチで怒涛の6連勝を達成。内容面で相手との差を見せつけたのはもちろん、エルサルバドル戦以降はペルー(4-1)、ドイツ(4-1)、トルコ(4-2)、カナダ(4-1)、そしてチュニジアと戦い、6試合で計24ゴールを叩き出した圧倒的な攻撃力で世界に衝撃を与えた。

 中国大手メディア「SOHU」は日本の急成長ぶりに驚きを隠せず、欧州や南米国を相手にも堂々たる戦いぶりで勝利を積み重ねた姿を特筆している。記事ではFIFAランキング76位のエルサルバドル以外は「準一流チーム」だったと指摘され、「W杯優勝という夢が口先だけではないことがよく分かる」と、第2次森保政権発足後の躍進に熱視線を注いだ。

 16強入りしたカタールW杯以降、森保監督の評価も著しく上昇。苦戦が続いた昨年のW杯最終予選時には批判に晒されたものの、タレントを使い分け、戦況に応じた柔軟な戦いぶりを植え付けた手腕に対しては「森保一監督も『無能』から『名将』になった。今の日本は昔とは違う」と伝えられ、急激に力を蓄えた日本の実力を手放しで称えていた。

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