日本の「サッカー文化に追い付くのは難しい」 中国人解説者が母国に指摘「比較的容易なのは試合で勝つこと」

直近大量ゴールで連勝中の日本代表【写真:高橋 学】
直近大量ゴールで連勝中の日本代表【写真:高橋 学】

サッカー解説者のドン・ルー氏は日本のシステムを模倣することは難しいと言及

 森保一監督率いる日本代表は10月13日に国際親善試合のカナダ戦に臨み、前半だけで3-0と圧倒し、最終的に4-1の勝利を収めた。9月の欧州遠征ではドイツ代表、トルコ代表と欧州の強豪相手に連勝を収めるなど、森保ジャパンの充実度には世界中が関心を示している。そのなかで、中国のサッカー解説者は日本のシステムを模倣するのは難しいとしたうえで、「比較的容易なことは1つだけ、シンプルにサッカーの試合で勝つことだ」と持論を展開している。中国有数のスポーツメディア「網易」が伝えた。

 昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)後、3月から再始動した森保ジャパンはここまで7試合を戦い、5勝1分1敗の戦績を残している。

3月24日:△1-1/ウルグアイ(国立競技場)
3月28日:●1-2/コロンビア(ヨドコウ桜スタジアム)
6月15日:〇6-0/エルサルバドル(豊田スタジアム)
6月20日:〇4-1/ペルー(パナソニックスタジアム吹田)
9月9日:〇4-1/ドイツ(ヴォルフスブルク/フォルクスワーゲン・アレーナ/ドイツ)
9月12日:〇4-2/トルコ(ゲンク/セゲカ・アレーナ/ベルギー)
10月13日:〇4-1/カナダ(デンカビッグスワンスタジアム)

 森保監督は6月のエルサルバドル戦の前日会見で、2026年の北中米W杯に向けて「ベスト8という目標ではなく、優勝、世界一を目指しながら今のレベルアップをしていく」と語り、目標の“上方修正”を口にした。

 海外メディアでも好調な森保ジャパンへの関心度が高まるなか、中国のサッカー解説者の董路(ドン・ルー)氏は自身のSNSのライブ配信で、中国サッカーが“できること”に関して見解を述べている。

「日本のサッカー文化、選手に関する環境、青少年のトレーニング面で追い付く必要があるという者もいる。ただ、高校サッカーなどから学び、習得することは非常に難しい。比較的容易なことは1つだけ、シンプルにサッカーの試合で勝つことだ」

 中国・杭州で開催されたアジア競技大会では、U-24中国代表は韓国に敗れてベスト8、U-22日本代表は銀メダル。A代表においても中国は2002年の日韓大会からW杯の舞台が遠ざかっているのに対し、日本は7大会連続出場と差があるなかで、中国は今後どのような強化策を講じてくるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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